シニアは幸福? 不幸?……50代から70代に現在の生活について意識調査 | RBB TODAY

シニアは幸福? 不幸?……50代から70代に現在の生活について意識調査

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“2014年ランキングで見る”シニアライフ
“2014年ランキングで見る”シニアライフ 全 18 枚
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 大和ネクスト銀行は8日、「“2014年ランキングで見る”シニアライフ」に関する調査結果を発表した。この調査は50代から70代までの男女1,000人を対象としたもの。調査期間は10月20日、21日の2日間で、インターネットを通じてアンケートを行った。

■シニアライフは幸せ、それとも不幸?

 50代のシニア予備軍にシニアライフについての予測を聞いたところ、幸福寄りの回答をした人は全体の54.1%となり、不幸寄りの回答を上回る結果となった。しかし、男女別で見てみると、明るい老後を予測している男性は46.4%と過半数を下回っている。

 一方、60代から70代のシニア層の現在の生活について聞いたところ、幸福寄りの回答は全体の76.9%を記録。どうやら、シニア予備軍の予想を大きく上回る人数が、老後の生活を幸せに過ごしているようだ。

 “シニアライフに向けてどんな資産形成に取り組んでいるか”という質問では、全体の49%が“円預金”と最多の回答を集める結果となった。特に、シニア予備軍では“円預金”が52.1%、“貯蓄性のある保険”が19.6%となり、安定性の高い資産運用が人気を集めている。一方で、シニア層では“株式投資”が27.4%、“投資信託”が22.9%と、少なくない人数が積極的な資産運用に取り組んでいた。

 なお、シニアライフの予測を幸福寄りに捉えていた層では、“株式投資”が25.8%、“投資信託”が19.8%と、より多くの人が資産を積極的に運用している。この傾向はシニアライフを幸福に過ごす人々にも見られ、“株式投資”が32%、“投資信託”が25.5%と人気を集めていた。

 また、“自分の死後の相続や葬儀の手続きのことを考えたことがある”という質問では、全体の54.2%が肯定的な回答を行った。”自分の死後、相続でもめることはない”という質問でも、79.8%が相続について楽観的に捉えていることがわかる。しかし、“来月1月から適用される相続税の税制改正の主な内容について知っている”という質問で、“非常にあてはまる”との回答したのは全体の7.3%、“ややあてはまる”と回答したのは26.9%にとどまり、シニア層やその予備軍の相続に関する関心の薄さが見て取れた。

■14年にシニア層から人気を集めた歌やテレビは?

 “シニアライフで満喫できていること”という質問では、やはり幸福な老後を過ごしている人のほうが、より多くの回答を集める結果となっている。その内訳としては“旅行”(52.1%)、“読書”(35.4%)、“ウォーキング・ランニング・マラソン”(31.2%)などが多くの人気を集めていた。一方、男女別では、男性は“写真・カメラ”(24.1%)や“ドライブ”(24.7%)、女性は“家庭菜園・ガーデニング”(36.7%)や“ドラマ鑑賞”(32.2%)をそれぞれ好む傾向が見られている。

 それでは、シニア層やその予備軍は、どのようなコンテンツを面白いと感じているのだろうか? “今年面白いと感じたドラマ”という質問では、“花子とアン”が34.4%で1位を記録。以下は、“相棒 season 12”(31.2%)、“相棒 season 13”(28.5%)、“ドクターX”(27.6%)、“軍師官兵衛”(27.3%)などが続き、このうち“軍師官兵衛”は男性の間では最も高い人気を集めた。

 一方、“今年心に響いた歌”という質問では、“Let It Go ~ありのままで~”が圧倒的な人気を集めている。また、シニア層の間では復興支援ソングの“花は咲く”、NHK連続テレビ小説の主題歌“麦の唄”などが人気に。シニア予備軍ではサザンオールスターズの“東京VICTORY”が2位に入っている。

“今年読んでよかったと感じた書籍”という質問では、百田尚樹作品が人気で、1位に“永遠の0”が、2位に”海賊とよばれた男”がそれぞれランクインした。ただし、女性の間では“Nのために”が高い評価を集めており、男性には“1Q84”、“下町ロケット”、“銀翼のイカロス”などが人気を集めている。

■シニア層や予備軍の将来への展望は?

  “2015年から始めたいこと”という質問では、1位が“運動”で25.8%。それ以降は“節約”(17.4%)、“ダイエット”(16.7%)、“貯金”(14.3%)、“資産運用”(8%)などが続いている。ただし、シニア予備軍の間では“貯金”(25%)や資産運用(12.2%)など、老後の生活を意識した回答が多くの割合を占めていた。

 “今年の年末年始、旅行に行きたい温泉”という質問では、1位から順に“湯布院温泉”(28.2%)、箱根温泉郷(17.2%)、“草津温泉”(14.4%)、“別府温泉郷”(13.7%)、指宿温泉(12.2%)といったランキングになっている。ただ、回答者の多くは近場の温泉を挙げていることも多いようで、北海道では“登別温泉”が、東北では“乳頭温泉郷”が、中部では”奥飛騨温泉郷“が人気を集めているようだった。

 最後に“お手本にしたいシニア有名人(60代・70代)”という質問をしたところ、女性の間では“吉永小百合”が、2位以下に圧倒的な大差をつけて1位にランクインした。男性のシニア層には“加山雄三”が、予備軍には“高田純次”が人気となっており、それ以降のランキングも世代によって違いがはっきりと表れている。

《丸田》

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