田中社長が掲げた「つくる自由」の未来とは……KDDI、国内初のFirefoxスマホを発表
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新端末「Fx0」のネーミングは、「0から始まるFirefox OS」というのキーワードが由来で、製品のコンセプトを象徴するキャッチコピーは、「つくる自由!ウェブ新世紀ハジマル」。そこにはHTML5やJava、CSSなどオープンな言語で記述されたFirefox OSの特徴を生かして、モノとWebの関係性をより近づけていく「WoT(Web of Things)」の優位性をアピールしていこうというKDDIの思惑が込められている。
Firefox OSに注目した背景について田中社長は、「2010年にKDDIの社長に就任してから、“生活をもっと自由に、新しいものにしたい”という思いで事業を展開してきた。2011年12月にFirfox OSと出会い、オープンで軽く、色んなことができるOSの可能性に魅了され、ここからスマホの世界に革新が起きるだろうと実感したからだ」と改めて壇上で説いた。その上で「Fx0」が完成したことついては、「今回はギークな皆様のためだけにスマホをつくってしまった。今さらながらまったく商売のことを考えていない、こんな事で良いのかと自問自答しているが……」と漏らして笑いを誘った。
田中社長はFirefox OSの特長について、「完全にHTMLで書かれているので、ヒューマンリーダブルでプログラミングが簡単にできる。またハード機器の演算処理負担が軽くできるので、小規模なシステムの上でもOSが機敏に動いてくれる。スマホ本体がサーバーになれる点についても強調しておきたい。これまでは高機能なPCなどをサーバーとして配信していた動画や写真などのコンテンツがスマホから、つないだ機器に配信することができるようになる」と力説した。
新製品「Fx0」の魅力を、「つくる自由」というキーワードを挙げて語った田中社長。「これまでのスマホは、メーカーがあらかじめ作り込んだものを皆様にお届けしてきた。カスタマイズができるといってもアイコンのデザインなどを少し変えるぐらいのもの。Firefox OSのプログラムはオープンな言語で記述ができるので、クリエイティブな方やエンスージアストの皆様が中味まで自由にカスタマイズできるところが今までに無かったと思う」と話し、他のOSとの違いを強調した。
《山本 敦》
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