あなたの選んだ未来は甘い？それとも苦い？……「未来自販機」で意識調査

　マニュライフ生命は19日、「未来自販機イベント」でのアンケート結果を発表した。

　このイベントでは1月3日から12日にかけて、同社のテレビCMに登場した「未来自販機」を5日間に渡って街頭に設置。道行く人が“今感じる自分の未来”をイメージしたドリンクを選択した。調査は東京スカイツリーやディアモール大阪、クイーンズスクエア横浜など全国6ヵ所で行われ、5,617人がアンケートに回答している。（無回答含む）

　なお、未来ドリンクは“味博士”と呼ばれる鈴木隆一が監修したもので、「あっかる～い味」と「くら～い味」の2種類を用意した。“もっと未来を考えさせる味”として、今回のイベントのために作られたオリジナルドリンクで、その味の秘密はキャンペーン特設ウェブサイトで公開されている。

■未来のイメージによって味わいが変わる!?

　2つのフレーバーのうち、“あっかる～い味”を選んだ人は全体の74.4％に及んだ。なお、性別で見てみると女性の方が、自分の未来が明るいと感じている人の割合が多い結果となっている。

　なお、それぞれの味を選んだ理由として、“あっかる～い味”では“家族”が36.1％と、頭一つ抜け出る結果となった。以降は“仕事”（20.5％）、“人間関係”（17.9％）、“健康”（14.7％）の順により多くの回答を集めている。一方、“くら～い味”では、“仕事”（26.5％）と“お金”（23.6％）が2強となっており、まだまだ景気の回復などに明るい見通しは立っていないようだ。

　最後にそれぞれのドリンクの味について、味の感想を求めたところ、両者ともに“すっきり”が圧倒的な支持を集めた。ただ、それ以外の“香りがいい”や“甘みがある”といった感想について、“あっかる～い味”を選んだ人の回答率がいずれも一桁台だったのに対し、“くら～い味”を選んだ人は“苦い”が12.9％、“渋い”が12.3％と高い支持を受けている。実はこの2つのフレーバー、本当は同じ味なのだが、自分の感じる未来のイメージによって感じ方に大きな違いが出たようだ。