スマホで子どもを遊ばせる……乳幼児の保護者の3人に1人
エンタープライズ
その他
注目記事
-
瑞原明奈選手や伊達朱里紗選手がアクリルスタンドプレゼント(PR))
-
子どもの見守り位置検索サービス「キンセイ」開始!Beacon搭載端末とスマホアプリを活用
-
約4割が不眠症!? 過半数は自覚無し……就寝前のコレに要注意

スマートフォンやタブレットが普及するにつれ、これらモバイル機器と子どもとの関係、とくに子どもの睡眠への影響について重要視されるようになった。こうした状況の中、イードは調査を実施。調査はインターネットで、2014年12月3~8日に行なわれ、0~3歳児の保護者317人から有効回答があった。
「子どもをあやす時、遊ばせる時に使っているもの」(複数回答)でいちばん多かったものは「テレビ」で61.4%、次いで「ぬいぐるみ、人形、フィギュア」、「積み木、ブロック、パズル」、「スマートフォン、タブレット」の順となった。
「スマートフォン、タブレット」の使用は、0歳で15.0%、1歳で26.4%、2歳で52.2%、3歳で43.4%。選択肢9個中では各年齢でいずれも7位前後になっている。2歳から使用する割合が増えるものの、あやしたり遊ばせたりするときに使うアイテムのバリエーションも同時に増え、順位はあまり変らない。
「子どもをあやす時、遊ばせる時にスマートフォン、タブレットで使っているもの」(複数回答)でいちばん多かったものは「映像(YouTube 動画など)」で、71.9%だった。ついで「子ども向けアプリ、ゲーム」、「カメラ、写真」の順。年齢別集計でもこの順番は変らない。
子どもの睡眠時間は、全体では「10時間」が32.5%で最多。月例・年齢別に見ると0~5ヵ月、6~12ヵ月未満では「12時間」、1~3歳では「10時間」がそれぞれ最多となっている。
モバイル機器と子どもの睡眠との関係に注目が集まる中、たとえばアートチャイルドケアは昨秋、乳幼児の健やかな成長を守るため「乳幼児の携帯情報端末利用についての緊急提言」を行なっている。
熊本大学名誉教授の三池輝久先生も著書(『子どもの夜ふかし、脳への脅威』集英社新書、2014年)の中で、脳の生活リズムの重要性を解く。三池先生は「1歳半から就学前までの子どもの睡眠障害の条件」として、「夜間の基本睡眠時間(9~11時間)が不足している」「日によって入眠時間と起床時間が90分以上、著しくばらついている」などをあげている。
そして三池先生の研究で、「睡眠障害が起こると、体内時計の混乱や脳機能の低下から『小児慢性疲労症候群』を発症」することがわかったという。「いわゆる『不登校・ひきこもり』の状態になる恐れがある」。
「睡眠は子どもの『脳を創り、その働きを育て、守る(維持する)』大切な時間です。夜間の基本睡眠時間、リズム・質、時間帯を整えることが大切で、『ただ眠りさえすればよい』という単純な問題ではありません」
《高木啓》
特集
この記事の写真
/
関連ニュース
-
子どもの見守り位置検索サービス「キンセイ」開始!Beacon搭載端末とスマホアプリを活用
ブロードバンド -
約4割が不眠症!? 過半数は自覚無し……就寝前のコレに要注意
エンタメ -
フリービット、子ども向けスマホサービス「PandA KIDs」をスタート
ブロードバンド -
NTTドコモが小学生向けの腕時計型ウェアラブル端末『ドコッチ01』を来春投入
エンタープライズ -
エプソンから睡眠やこころの状態も計測してくれる活動量計が発売
IT・デジタル -
多くの女性が、SNSの投稿・シェアで“自己演出”……「シェアされる記事」の特徴は?
ブロードバンド -
受験生応援も……顔写真とテキストから「しゃべ顔」動画
エンタメ -
スキンケアの中で最も面倒なクレンジング……冬のお手入れは大丈夫?
エンタメ