日本コカ・コーラはこの100周年にあたり、年間にわたって各種キャンペーンを仕掛けている。キャンペーン第1弾は“ヘリテージ”と銘打ち、「コカ・コーラ」ボトルの歴史を訴求する。“Coke & Me”はその一環として展開されている。この“お祝いムード創出”を手がけた日本コカ・コーラに、Coke & Meの開発秘話やエピソードなどを伺った。
Coke & Meは、「コカ・コーラ」ブランドの公式ホームページ上に仕組まれた体験型コンテンツで、「自分だけのオリジナルポスターがつくれる」のがウリ。コカ・コーラを飲み「サイコー!」と思った瞬間をとらえた写真を同サイト上にアップし、名前を入力すると、コカ・コーラが現在展開中の広告ビジュアルと同じデザインフォーマットで、投稿者の写真が入った、世界で唯一の広告ポスターが作れるというもの。
このコンテンツには、ユーザーが思わず「おもしろい!」と感じてしまう仕掛けがある。投稿した画像に赤味のあるアイテムがあると、その赤色だけが発色し、ほかがモノクロになるというサプライズだ。作成したポスターはfacebookやTwitter、LINEなどのSNSですぐに友だちにシェアできる。SNSのアイコンとして使える画像サイズにも変換でき、タグをつけることで仲間同士のグループ画像も見ることができる。
「1月26日からこのコンテンツをスタートさせて、3週間で3万4000件の投稿があった」と話すのは日本コカ・コーラマーケティング本部 IMC iマーケティングの豊浦洋祐ディレクター。短期間でこれだけ多くの投稿数を獲得したワケはどこにあるのか。