集団の動きを予測し混雑回避!NTTがスムーズな「おもてなし」技術
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同フォーラムの基調講演ではNTTの鵜浦社長が「東京オリンピックではNTTの技術によって『おもてなし』を具現化したい」と述べている。
そのひとつが、屋内外の集団の動きを予測し混雑回避に役立てるアルゴリズムの研究だ。ランダムに動く観客などの動きをリアルタイムで把握し、混雑している箇所、流れ具合を独自のアルゴリズムによって分析し、10分後にどうなるか、どこが混むか、などを予測し安全かつスムースな誘導、規制に役立てようというものだ。
集団の動きについては、例えば入場パス、IDカード、スマートフォン/携帯電話などを、省電力無線、Wi-Fi、あるいはカメラなどを併用してトラッキングする。個人個人の動きをリアルタイムで観測し、予測・シミュレーションを繰り返すことで、混雑やトラブル回避のための動線を確保したり規制を行う。原理は簡単なようだが、個人ごとの動きをどこまでの精度で把握するのか、膨大なデータをどう処理するかなど技術的な課題も少なくない。とくに混雑予測や動線制御のアルゴリズムがポイントになる。
NTTでは、研究を重ね実際の巨大イベントなどでの実証実験なども行いたいとしている。
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