【MWC 2015 Vol.39】LG、スマートウォッチによるカー連携やIoTソリューションを展示
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「LG Watch Urbane LTE」が搭載する「LG Wearable Platform」は「webOS」のことであり、同社としてはその開発自由度の高さを活かしながらIoTのフィールドへ様々な展開を図る考えだ。ブースに用意されたデモカーでは開発中のスマートカー機能を紹介。スマートウォッチのNFC機能を利用したドアやエンジンのロック解除機能が紹介された。今後はスマートウォッチへの通話やメールの着信を、ペアリングした車の車載モニターに表示したり、時計側に搭載されている心拍センサーの情報と車載カメラを連携させてドライバーの居眠り運転を監視・防止する機能などにも拡張する計画があるという。
またスマートフォンとホームアプライアンス製品の連携機能もデモを交えて紹介する。LGテレコムのLG U+ブランドから既に韓国では展開している機能として、スマホアプリからガスコンロのバルブを制御することができる。展示の説明を担当していたスタッフは「年内に冷蔵庫や洗濯機など18種類のアプライアンス製品に対応機種が広がる予定」と説明する。
もう一つ「マジックミラー」のタイトルで紹介されていた面白いプロトタイプ端末があった。化粧鏡の中にはディスプレイとタッチセンサー、アプリ、カメラが埋め込まれている。ユーザーのポートレートをカメラでキャプチャーしたのち、アプリが皮膚の健康状態を診断してアドバイスをおくるというサービス形態が想定されている。診断とアドバイスのプログラムは皮膚科の医師により監修されたものを組み込み、これからアルゴリズムの精度をさらに磨いてから商品化につなげていく考えだ。
《山本 敦》
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