キヤノン、ボストン美術館所蔵「雲龍図」をデジタル技術で高精細複製
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キヤノンと京都文化協会は、デジタル技術と工芸の匠を融合させ、貴重な文化財を複製する「文化財未来継承プロジェクト(綴プロジェクト)」に共同で取り組んでおり、今回の「雲龍図」も、その一環となる。「雲龍図」は、現在は米国のボストン美術館に所蔵されている。
「雲龍図」はもともと、ふすまとして描かれていたと考えられており、全8面の高精細複製品は、曹源池庭園に面する大方丈「龍の間」の壁面に設置される(国の史跡・特別名勝に指定)。作品は毎年、年間90日程度、特別公開される。2015年春は、3月14日~5月10日8:30~17:30の期間に、公開の予定。
「雲龍図」を手掛けた曽我蕭白は京都の生まれ。天龍寺に寄贈されることで、今回“里帰り”が実現した。
《冨岡晶》
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