「LINE等を長時間使うと、学習内容が消え、成績が下がる」……東北大ら
ブロードバンド
その他
注目記事

同プロジェクトでは、仙台市標準学力検査の成績と、子ども達の生活習慣やさまざまな生活環境の関連の解析を行っており、2013年度は、本プロジェクトの成果として「スマホや携帯を長時間使用するといくら勉強していても成績が下がる」という結果を得ている。
2014年度は、LINEやカカオトークなどの通信アプリの影響についても質問項目を加えて、通信アプリの使用時間と勉強時間、数学の平均点との関係を分析した。それにより、学力低下は、アプリを使ったことによる直接の効果である可能性が高いことを発見したという。
「平日に30分未満しか勉強しない」生徒の場合、通信アプリを使わない(スマホや携帯を持っていない)生徒の数学の平均点は約61点だが、3時間以上使う生徒の数学の平均点は50点以下に急激に低下していた。
そのため、勉強時間にかかわらず、「通信アプリの使用時間が長くなるほど生徒たちのなかから、学校で習得した学習内容が消えてなくなった」と考察。「分析を行った研究チームとしても、非常に衝撃的な結果」だとしている。
同プロジェクトでは、今回報告した分析も含めて、一連の研究活動を現在も継続中。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/
関連リンク
関連ニュース
-
成績優秀な中学生の半数が電子辞書を使ってる?……小中学生のデジタル学習に関する意識調査
エンタメ -
来年4月スタートの電力自由化、認知度は?
ブロードバンド -
ネット回線の節約、契約後のプラン変更「経験なし」が過半数に
ブロードバンド -
観光地の公衆無線LAN、日本人は半数がセキュリティ対策せず
ブロードバンド -
「格安スマホ」知っているは4人に1人、でも「興味ある」も7割以上
IT・デジタル -
有力企業219社の環境サイト、昨年に続き「サントリー」が1位
エンタープライズ -
香りに“落ちやすい”のは徳島女子、秋田美人は高級車よりニオイを重視!? 全国調査
エンタメ -
LINEユーザーのほぼ半数が家族とトーク、約2割は「家族グループ」も活用
ブロードバンド