体に触れずに心拍や呼吸を把握できるセンサーシステム「YORI・SOI」
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
最大の特徴は、心拍、呼吸などのバイタルデータを対象者の体に触ることなく測定できるという点だ。今回展示された「生体センサー内蔵型LED電球」の場合、設置は配線工事不要で従来の電球と交換するだけ。介護施設のトイレや浴室などに設置すれば、転倒など、何か異常があった際には電力線搬送通信(PLC)で、パソコンに通知してスタッフが駆けつけたり、救急車の手配を行える。もちろん何もなければLED電球として利用できる。
仕組みは、生体反応を検知するドップラーセンサーを応用した技術で、センサー端末がマイクロ波を発射してバイタル情報を取得するというもの。本サービスでは、心拍、呼吸の他にも、体動、におい、生活リズムなどのバイタルデータを取得。介護シーンでは、転倒検知や容態の異常検知、徘徊検知、離床検知、排泄検知などが可能になる。
今回の出展では、このバイタルセンサーとルーター、管理ソフトをまとめたトータルソリューション「YORI・SOI」として紹介。病院や高齢者施設、一般住宅での介護者の負担軽減、事故予防や緊急時の対応の迅速化を目的としたシステムとなる。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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