30代女性の約半数が「デビットカードを利用したい」……利用意向調査 | RBB TODAY

30代女性の約半数が「デビットカードを利用したい」……利用意向調査

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「最近、自分はキャッシュレス化している(現金離れだ・キャッシュレス派だ)」
「最近、自分はキャッシュレス化している(現金離れだ・キャッシュレス派だ)」 全 9 枚
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 ジェーシービーは、全国の20歳から69歳の男女1000人を対象に「キャッシュレスとデビットカード利用意向に関する実態調査」をインターネットで実施した。30代女性の約半数が“デビットカードを利用したい”との意向が明らかになった。

 まず、全回答者(1,000名)にお金の支払い方法に関する内容を提示し、自分の考えや行動にあてはまるかどうか聞いたところ、「最近、自分はキャッシュレス化している(現金離れだ・キャッシュレス派だ)」の同意率(「非常にあてはまる」と「ややあてはまる」の合計、以下同様)は41.7%になった。

 男女別にみると、キャッシュレス化(現金離れ)を実感しているのは女性より男性のようで、同意率は女性の37.4%に対し男性では46.0%と半数近くとなり、特に50代男性と60代男性では49.0%と半数が同意を示す結果となっている。

 次に、キャッシュレス化(現金離れ)の実態を探るため、全回答者(1,000名)に、最近1年で、現金以外での支払いが増えたと感じる買い物・支払いの種類を聞いたところ、「インターネットショッピングでの支払い」33.2%が最も多く、次いで、「スーパーでの支払い」27.4%、「コンビニでの支払い」25.9%が続いた。ネットやスーパー、コンビニでの買い物の際に、現金以外での支払いが増えたと感じている人が多いようだ。

 キャッシュレス化(現金離れ)を自覚している人が4割となり、様々なシーンにおいて現金以外での支払いが増えたと感じられていることがわかったが、キャッシュレス時代の支払い方法の1つにデビットカードがある。そこで、全回答者(1,000名)にデビットカードについて、知っていたか聞いたところ、「詳細まで知っていた」30.8%、「名前を聞いたことがある程度」54.6%となり、それらを合計した認知率は85.4%、「知らなかった」は14.6%だった。マネー・消費タイプ別に、詳細まで知っていた人の割合をみると、ネットバンクの利用方法に詳しい「ネットバンク情報通」が56.0%、ATM手数料の節約に詳しい「ATM手数料節約情報通」が49.8%と高くなっている。また、自分磨きに関する消費が好きな「自分磨き消費好き」でも36.9%と3人に1人以上の割合となり、全体に比べ高い傾向となった。

 次に、デビットカードについて説明をした後に、デビットカードを今後(または今後も)使いたいか聞いたところ、「非常に使いたい」6.1%、「どちらかといえば使いたい」30.3%となり、それらを合計した利用意向率は36.4%となった。性年代別に利用意向率をみると、男性では40代が42.0%となり、女性では30代が45.0%で最も高くなっている。また、消費タイプ別に利用意向率をみると、「海外ネット通販好き」が最も高く50.0%、自分磨きにお金を掛けることが好きな「自分磨き消費好き」が47.1%となり、全体よりも10ポイント以上利用意向率が高くなった。

 マネー・消費に関する意識・実態で分けたタイプによってデビットカードの利用意向率に異なる傾向がみられたが、オンラインサービスの利用状況によってもデビットカードの利用意向率が異なる傾向にあることがわかった。

 デビットカードの利用意向率について、オンラインサービスの利用状況別にみていくと、最近注目を浴びているInstagram(インスタグラム)利用状況別では、利用者層56.7%に対し、非利用者層35.0%、ソーシャルギフト(FacebookやTwitterなどのソーシャルサービスを活用して相手に贈り物を贈ることができるサービス)贈答経験別では、経験者層56.2%に対し、非経験者層では34.2%と20ポイント以上の開きがみられた。

 また、ケータイアプリのインストール状況別(色々なアプリをインストールしている層である多ジャンル層43.5%、非多ジャンル層29.8%)やネットセキュリティ対策関心度合い別(関心層41.6%、非関心層27.2%)では10ポイント以上の開きがみられた。海外ネット通販好きの利用意向率も高くなっていたが、口座残高の範囲内でのみ買いものができるデビットカードは、特にオンラインショッピング等のオンラインサービスをよく利用する人が「利用したい」と感じるようだ。

 デビットカードの利用意向がある人の傾向についてみていくと、特に女性で特徴がみられ、女性利用意向層では「インターネットのセキュリティ対策に関心がある人」75.3%(全体63.6%)や「オンラインゲームをプレイしている人」44.5%(全体35.5%)の割合が、全体と比べ10ポイント前後高い結果となった。

《RBB TODAY》

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