“ゼロ・ゼロ発泡酒”に求められるのは……比較レビューで明らかになった個性
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●同じ“ゼロ・ゼロ発泡酒”でもこんなに違う
編集部でも独自に“ゼロ・ゼロ発泡酒”4種を用意し、20歳以上の男女に飲み比べてもらった。「淡麗プラチナダブル」については「味わいのバランスがビールふう」「爽やか」「すっきり」「香りがある」「女性向け」「パスタなどの食事で、炭酸水では物足りないときに」という声が寄せられた。
シェア2位の「極ZERO」については、「アタリは軽い」「くせがない」という意見がある一方、「苦い」「ビールに近い」「油っぽい、あるいは濃い味のつまみに合う」という声もあり、同じ風味を個人の好みに応じて解釈していることが伺われる。「飲み口は甘めだが、後味に苦み」という表現が適当か。
「スーパーゼロ」には「ビールのイメージを残しつつアタリの良さがある」「苦みが良い」「味がしっかりしている」「後味スッキリ」「クラッカー、チーズ、カナッペに合いそう」「好き嫌いがハッキリしそう」という感想が、「おいしいZERO」には「クリア」、「なめらか」、「クセがない」、「ビールが苦手な人でも飲みやすい」という感想があった。
機能性とともに“ゼロ・ゼロ発泡酒”に求められる味わいだが、各商品それぞれに異なる特長を備えていることが試飲でも明らかになった。
●成長の予想と課題
トレンド総研が、市場や消費者の動向について、キリンビールのビール類カテゴリー戦略担当機能系グループの植村昌史氏に尋ねたところ、“ゼロ・ゼロ発泡酒”市場の売上は好調で、この傾向は2015年も続くという。
「『淡麗プラチナダブル』は2014年度の売り上げが想定の2倍以上に達した。“プラチナ”というネーミングに加え、パッケージにブルーとシルバーを採用するなど、品質感を感じられるデザインにこだわった」
キリンビールでは、“ゼロ・ゼロ発泡酒”はじめ機能系ビール類市場は今後も拡大が続くと見ている。しかし植村氏は、健康面での機能性を謳うだけでは、もはや商品は選ばれないともいう。「お客様のニーズは多様化している。『機能系ビール類』と言っても様々なニーズの違いがあり、そのニーズに応えることが重要だ」。
《高木啓》
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