【本日発売の雑誌】「少年A神戸連続児童殺傷 家裁審判決定(判決)」全文掲載……『文藝春秋』 | RBB TODAY

【本日発売の雑誌】「少年A神戸連続児童殺傷 家裁審判決定(判決)」全文掲載……『文藝春秋』

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「文藝春秋」5月号
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 文藝春秋は10日、雑誌「文藝春秋」5月号を発売する。この中で、「少年A神戸連続児童殺傷 家裁審判決定(判決)」を全文掲載する。

 1997年2月に起きた神戸連続児童殺傷事件の犯人・少年Aに対し、神戸家裁は同年10月、医療少年院送致を決定した。審判決定に際し、神戸家裁は決定の「要旨」を公表。通常の少年事件では結論のみ公表されていたが、その「要旨」は約5000字という長文で、事実認定だけではなく、精神鑑定結果も紹介していた。しかし、「それでも公開されなかった部分があった」としている。

 文藝春秋によると、共同通信神戸支局のデスクとして取材に関わった佐々木央氏が、審判決定の全文にあった成育歴の大半と精神鑑定主文の重要な部分が「要旨」から抜け落ちていた、という事実を知ったのは10年ほど前だったという。佐々木氏は、事件を担当した井垣康弘・元判事に「ぜひ全文を開示してほしい」と依頼、今回の掲載に至った。

 今年1月に殺人容疑で逮捕された名古屋の19歳の女子大生は、犯行前、ツイッターで「酒鬼薔薇君を尊敬しています」とつぶやいていた。神戸連続児童殺傷事件は、18年が過ぎた今も社会に影響を与え続けている。今回、初めて明らかにされる事件の全貌は、少年犯罪を考えるための多くの教訓を与えてくれると言えそうだ。

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