北野武も爆笑! 超ベテラン俳優大集合“ジジイ”大暴れ舞台挨拶!
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前作の『アウトレイジ』シリーズなど、北野監督の代表作に“ヤクザ”はつきものだが、最新作の主役は“元ヤクザ”のおじいちゃんが若者相手に大暴れする“ジジイ”大暴れムービー。北野武のコメディを詰め込んだ笑って楽しめる作品となっている。この日も、そんなおじいちゃんを演じた主演の藤竜也率いる9名のベテラン俳優陣と、対抗する若者代表の安田顕や紅一点の萬田久子を交えて、総勢11名の豪華俳優陣たちが一堂に会するイベントとなった。
俳優陣がズラリと並ぶと、試写会を見に来た客席からは感嘆の声が漏れたが、中尾彬が「養老院にいるみたい」とポツリ、たちまち笑いが起きた。
北野監督は、「色々心配がありましてね。ジジイばかりなんで。今日は黙祷で始まらなくて良かった(笑)」と話し、撮影中の苦労話として「『スタート!』の声が聞こえなくて『えっ?』と聞く人が居たり、カンペの文字が読めないってんでどんどん文字を大きくしたら頭が動きすぎてバレバレだって言ってね」と嘘か本当か、平均年齢72歳(※公開発表時)という異例なキャストならではのエピソードを明かし会場は終始爆笑に包まれた。
実際この日も、MCに紹介される前に自己紹介を始めるキャストや、コメントを話している俳優に茶々を入れるなど、“ジジイ”大暴れっぷりは舞台挨拶でも垣間見えた。北野監督も思わず笑ってしまう場面も多々あり、和気藹々とした雰囲気であった。
北野監督いわく、前作「アウトレイジ」シリーズとは代わり、今回は「楽しんでもらえる」作品になっているそうで、北野監督作品としては久々に「R-18」指定ではなくなったという。主演の藤も「人生を深く考えるような映画じゃないので、笑いのスイッチを入れて楽しんでもらえればと思います」と話した。
北野武監督最新作『龍三と七人の子分たち』は4月25日ロードショー。
《田中沙織》
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