母親の子育て、のびのび育ってほしいが事故・犯罪に不安
エンタープライズ
ソフトウェア・サービス
注目記事

調査期間は4月2日~6日で、2015年度に5歳~9歳になる長子を持つ母親500名から回答を得た(子どもの年齢が各年代、男女それぞれ50名)。調査エリアは都市部を中心とした12都道府県。
まず『子どもにどのようなことを身につけて欲しいか』を聞くと、「他人を思いやる心」86.6%、「自分で考え行動する自立心」83.2%が、ともに8割超で1、2位だった、以下はやや数字が下がり「あきらめない心」71.2%、「一般常識」71.0%、「感謝する心」70.0%などが並んだ。『子育てで重視していること』を聞くと、「褒めること」62.0%が1位。以下、「得意なことを伸ばすこと」52.4%、「のびのびと育てること」47.8%が続いた。
次に『子どもの安全について不安を感じることはあるか』という質問については、「とても不安がある」40.6%、「やや不安がある」52.2%となり、合計90%以上が不安を感じていた。理由としては、「交通事故にあうこと」89.3%が1位で、以下「犯罪に巻き込まれること」83.3%、「誘拐にあうこと」63.7%、「知らない人に声をかけられること」52.8%が続いた。
『子どもの安全について不安に感じる場面』では、「一人で外に遊びに行くとき」47.2%、「友達と外に遊びにいくとき」44.6%、「降園、下校時」40.8%などが上位となった。また、ほとんどの回答で、男児より女児の母親、未就学児よりも小学生の母親のほうが不安を感じていた。『子どもの居場所が分からなくて不安を感じた経験はあるか』という質問では、「ある」48.4%、「ない」51.6%と意見が分かれたが、一方で、『常に子どもの居場所を把握していたいか』という質問には、「把握していたい」が90.0%と圧倒的多数になっている。
そこで、『安全のために子どもに持たせているもの』を見てみると、未就学児は「特になし」81.0%だったが、一人で行動する機会が増える小学1~3年生では「特になし」が35.0%まで低下。具体的に持っているものとしては、「カバンなどの荷物に付けるタイプの防犯ブザー(キーホルダー型など)」が47.3%でトップ、「子ども用の携帯電話/スマートフォン」が19.3%で2位となった。
最近注目されている『子どもに対する見守りサービスや製品』については、「非常に興味がある」が15.4%、「興味がある」が42.2%で、6割近くが興味を示した。実際に『見守りサービスや製品にいくらぐらいまで払ってもいいか』という質問では、「500円以下」33.3%、「500円~1000円以下」34.4%となり、「1000円以下」で7割近くを占めた。なかには「3000円~5000円以下」1.7%、「それ以上」0.7%という親も存在した。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/
関連ニュース
-
子育て中のママは、週1回“イラオコ”状態に……断トツの理由1位
エンタメ -
尾木ママ、元校長の児童買春で教育委員会の管理責任を追及
エンタメ -
教育現場での利用に特化したSNS「クラスティング」、日本で本格サービス開始
ブロードバンド -
【インタビュー】英語教育が変わりつつある……ベネッセのチャレンジ
エンタープライズ -
タカラトミー、iPadと立体キューブであそぶ遊育トイ「Cube touch」発表
ブロードバンド -
子どもをアクティブに育てる「アク育」、尾木ママも絶賛
エンタメ -
「LINE等を長時間使うと、学習内容が消え、成績が下がる」……東北大ら
ブロードバンド -
古いスマホを活用した低価格監視システム「顔見てスマホみまもり」
IT・デジタル