長尾謙一郎氏の問題作『クリームソーダシティ』、続編制作プロジェクトが開始
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同作品は、テロ行為を行ったふたりの青年が“楽園”に迷い込むというストーリー。昨年5月12日発売の漫画雑誌「ビッグコミックスピリッツ」掲載の24話をもって一度連載終了となったが、その際長尾氏は、“権力からの勧告”を受けたため打ち切りにあったとコメントしていた。
打ち切りから1年経った今月11日、「FUNDIY」で、『クリームソーダシティ』続編制作のための資金を募る企画が立ち上げられた。目標金額は200万円で、同作品の25話~29話の5話分を執筆するためのアシスタントや編集者の人件費などに使われる予定。
支援者には、1万円でサイン色紙、2万円でオリジナルTシャツをプレゼントといった定番のものから、8万円でパジャマパーティに招待、長尾氏がトイレ掃除のため自宅を訪問するといった独特なものまで、バラエティ豊かなプレゼントが用意されている。また、20万円支援で限定1名に、作品を象徴する舞台“マルクスホテル”のアクリル絵画と、さらに連載時に実際に使用していた創作ノートというファン垂涎の逸品が送られる。支援受付は、7月10日まで。
続編製作にあたって長尾氏は、「ありがたい事に、今作の続きを何社かからオファーを頂きましたが、”無条件”に描ける『場』として、この作品をインディーという立場で描く事を決断いたしました。きっと、今まで以上に自由で無茶な表現が出来ると確信しています」と語る。そして、「このシステムを使った、インディペンデントで漫画を発表するスタイルは、この先主流になっていきます」と予言している。
《原田》
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