ソニー、同社初の「Android TV」搭載テレビを6月に発売……全4シリーズ・9機種 | RBB TODAY

ソニー、同社初の「Android TV」搭載テレビを6月に発売……全4シリーズ・9機種

IT・デジタル テレビ
Android TVを搭載するBRAVIA 2015年モデルのフラグシップ「X9400C」
Android TVを搭載するBRAVIA 2015年モデルのフラグシップ「X9400C」 全 8 枚
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 ソニーは13日、「Android TV」搭載のスマートテレビ・プラットフォームを採用した液晶テレビ”BRAVIA”の新製品4シリーズ・9機種を6月20日に発売すると発表した。

 同社にとって初めてとなるAndroid TV搭載のテレビ。今年1月に米国・ラスベガスで開催された「CES 2015」では北米モデルが発表されていたが、いよいよ今回は国内投入も決まり、新商品としてお披露目された格好だ。

 発売が決定したAndroid TV搭載テレビは、4Kテレビの「X9400C」「X9300C」「X8500C」に、2Kテレビの「W870C」を合わせた4シリーズ・9製品。価格はオープンだが、それぞれの市場想定売価は以下の通りになる。

<X9400C>
・KJ-75X9400C(75型)/¥オープン(市場想定売価100万円前後)

<X9300C>
・KJ-65X9300C(65型)/¥オープン(市場想定売価60万円前後)
・KJ-55X9300C(55型)/¥オープン(市場想定売価42万円前後)

<X8500C>
・KJ-65X8500C(65型)/¥オープン(市場想定売価50万円前後)
・KJ-55X8500C(55型)/¥オープン(市場想定売価32万円前後)
・KJ-49X8500C(49型)/¥オープン(市場想定売価26万円前後)
・KJ-43X8500C(43型)/¥オープン(市場想定売価21万円前後)

<W870C>
・KJ-50W870C(50型)/¥OPEN(市場想定売価20万円前後)
・KJ-43W870C(43型)/¥OPEN(市場想定売価15万円前後)

 最上位に位置づけられるのは「X9400C」と「X9300C」の2シリーズ。「X9400C」は75型の大画面モデル1機種のみで、「X9300C」は65型と55型が揃う。主な違いはLEDバックライトの配置が「X9400C」が直下型であるのに対して、「X9300C」はエッジ型。それぞれの違いは画質の優劣に表れる。なお両シリーズともにソニー独自のバックライト部分制御アルゴリズムによる、高いコントラスト性能を実現。漆黒の黒色から、明るいピーク部分までメリハリのある映像を再現する。

■両サイドにはハイレゾ対応の高音質スピーカー

 パネルの両サイドにはハイレゾ対応の高音質スピーカーを配置。ウォークマンやXperiaにも採用されている音声信号のアップコンバート技術「DSEE HX」の搭載により、テレビ放送やインターネット接続で楽しむ動画の音声などもより高品位に楽しめる。スピーカーの出力も90Wとハイパワーだ。ハイレゾ音源もUSB経由、またはネットワーク経由で読み込んだ最大96kHz/24bitまでのFALC/WAVファイルが再生できる。

 「X8500C」は65/55/49/43型の4サイズ展開。ワンルームでの一人暮らしのユーザーにも最適な“4Kで40インチ台”のラインナップを拡充した。「X9400C」「X9300C」よりもスタンダードクラスに位置づけられるモデルで、高音質サイドスピーカーを省略したほか、映像のコントラストを高める「X-tended Dynamic Range」技術が非搭載になる。

 4Kテレビの7機種の共通点は、新たに開発した4K高画質プロセッサー「X1」の搭載。映像の高精細化・広色域化・高輝度化、3つの高画質化処理を行う頭脳として働くことで、高画質な4K映像を再現する。画面に映し出される映像を瞬時に解析して高画質化を行う「4K X-Reality PRO」のほか、トリルミナスディスプレイによる広色域対応も3シリーズが共有する箇所だ。この辺りはソニーのスマートフォン、Xperiaシリーズに搭載されている高画質化技術の母体として記憶に残っている方も多いと思う。

 2K=フルHDモデルの「W870C」シリーズは50型と43型の2機種。フルHDクラスでベストの高画質を追求したほか、DSEEによる高音質化技術も搭載されている。
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《山本 敦》

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