各地のオリジナル「一番搾り」を飲み比べ……違いに酔った
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
この「一番搾り」は、全国9工場それぞれの醸造長(商品開発から醸造までを担当している醸造開発責任者)が、地域で暮らす消費者のために造った特別な「一番搾り」だ。「一番搾り麦汁」のみを使うという製法を遵守しつつ、各工場ごとに独自のコンセプトや味覚を開発、味の違いや個性を楽しめる地域密着型の商品として展開していく。
9工場は北海道千歳、仙台、取手、横浜、名古屋、滋賀、神戸、岡山、福岡で、キリンビールの全工場。販売地域も工場所在道県を中心とするエリアとなる。
キリンビール生産本部生産部の太田雄人主幹は、「キリンは人や社会のつながりを強化したい。お客様や社会の驚きや感動につながる価値を創造したい。まず工場の地元の人に喜んでもらって、地域を活性化したい」と、大局的な狙いを語る。
近年、ビール市場は消費者の嗜好性の高まりにより、味の違いや個性を楽しめるビールへの飲用意向が高まっている。「ビールが多様化しているということは、楽しみ方が多様化しているということです。ビールの楽しみ方をひろめたい」と太田主幹は説明する。
発売イベントでは3工場の醸造長が、それぞれ自らの「一番搾り」の商品特徴を説明した。
「一番搾り 取手作り」の開発にあたって取手工場の谷川満醸造長はまず「茨城ってどんなところ?」と考えたという。そしてピーマンやレンコンの出荷量が都道府県別で1位であるように、食材が豊かであることに着目した。「アルコール度数は標準『一番搾り』の5.0%に対し5.5%、麦芽が多いので味わいが豊かだ。ホップは柑橘系の香りを用いました。そして味の根本となる酵母を変えるチャレンジをした。酵母を変えたのは取手のみだ」。
《高木啓》
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