災害時に情報伝達&通信を確保……KCCSのケーブルテレビ応急復旧・強靭化無線システム
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
地方自治体においては、ケーブルテレビ網を使って行政情報や災害情報を提供していることもあり、住民の貴重な情報源となっている。そこで、情報面でのライフラインといえるケーブルテレビ網を、災害発生時にも事業継続することや、万が一の際に早期復旧することが求められてくるが、「ワイヤレスリンク23G」はそうしたことを無線システムにより、可能にする技術となる。
離島や山間部などでケーブルテレビシステムが多重化されていない地域では、災害時の復旧などに時間がかかることが想定されるが、23GHz帯を使用する無線システムになら、パラボラアンテナなどの必要な設備をつなぎたいエリアの双方に設置するだけで、幹線の応急復旧が容易となる。
今回導入していることが発表された島根半島沖合に浮かぶ隠岐諸島の一つ、中ノ島にある海士町は、町内全域全戸に光ケーブルが敷設されているが、光ケーブルの幹線上には土砂崩れ危険区域に指定された箇所などもあり、バックアップ回線として同社の「ワイヤレスリンク23G」を運用している。
なお、20日から22日まで東京ビッグサイトで開催されている「自治体総合フェア2015」の京セラコミュニケーションシステムのブースでも、アンテナの展示や説明パネルなどでシステムの概要が紹介されている。
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《防犯システム取材班/小菅篤》
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