「Zero UAV HighOne-PRO」は、機体に2つのGPSとオートパイロットユニットを装備し、トラブル時の冗長化を図っている点が大きな特徴。もし1つのユニットが故障しても、すぐに他方のユニットに切り替わるため、安心して利用できるのがウリだ。
本体にはパラシュートを取り付けることができ、機体が70度以上傾くと、自動で開くように設計されている。また、カーボンファイバー製の18インチ・プロペラをロータ部から取り外し、そのアーム部を垂直に折り畳むことで、かなりコンパクトに収納できる点も特徴の1つだろう。
主な用途としては、地形の測量調査に用いられるという。カメラはパナソニックの動画ミラーレス一眼モデル「LUMIX DMC-GH3」か「LUMIX DMC-GH4」に対応し、3軸ジンバルに取り付けて、プロポ側から撮影したい位置を制御できる。
快適空間FCでは、高精度GPSと時刻同期によって撮影位置を測位できるシステム「G-MAP」も販売。従来のように空撮区域に事前に対空標識を立てずに計測を始められるシステムだ。空撮時にシャッターを切った時間の前後のGPS受信時間と位置データをGPSロガーに記録し、空撮写真を後処理でキネマティック化して、世界測地系座標値の画像データに変化できる。