ドローンで効果的に映像監視する「ALSOK空撮サービス」
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
メガソーラーなどのソーラーパネルを使った発電施設では、パネルの上に汚れやゴミが付着した場合、それが抵抗になり、発電効率が落ちたり、熱を持つことでソーラーパネルのセルを破損させたり、最悪の場合、火災を引き起こす危険性がある(ホットスポット現象)。
そうした現象を未然に防ぐために、空中から広大なソーラー発電所を効率的に監視・点検するサービスとなる。飛行ロボットには、可視光カメラのほかに赤外線カメラも搭載可能しているので、熱を持ったホットスポットをひと目で確認できる。
幅1,400mm×高さ450mm、重さ約8kg(カメラ・バッテリー搭載時)で、6枚のプロペラを使った飛行ロボットで、オペレーターによるコントールはもちろんのこと、自動での離着陸、自律ルート飛行などにも対応する。1回の飛行時間は約20分。毎秒5mの耐風速性能も備える。
ALSOKでは、こうした空撮サービスを専属の空撮隊が運用し、撮影した画像と点検結果のレポートをセットにして、利用者に提供している。サッカーのコート1面程度の広さの撮影なら14万円から対応し、撮影対象の広さや運用時間により金額は変わってくる。
今後は、私有地内などでの外周警備、公共のインフラの空撮映像を使った点検などで活用されていくことも想定しているとのこと。映像監視以外にも、建築図面の作成時のサポートなどの引き合いもあるという。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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