ZARDの追悼フィルムコンサートに4000人……10代若者の心にも“生き続ける”楽曲 | RBB TODAY

ZARDの追悼フィルムコンサートに4000人……10代若者の心にも“生き続ける”楽曲

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 2007年に不慮の事故で急逝したZARDこと坂井泉水の命日である5月27日、東京・渋谷公会堂でフィルム・コンサート「ZARD Screen Harmony 2015」が開催された。

 彼女の逝去後、毎年東京・大阪と行ってきたフィルムコンサートも今年で5回目になった。昨日27日には、渋谷公会堂におよそ4,000人ものファンが集まり、映像を通してZARDを偲んだ。

 フィルムコンサートは、ZARDのPVを上映するだけではなく、企画コーナーや未公開映像などの上映が恒例のトピックとなっているが、今年はPVロケ地として知られる逗子や横浜、麻布十番の「昔」と「今」を比較した映像が上映された。

 さらに今年は、「特別企画」として上映してほしい楽曲をリクエストで募り、上位10曲を披露するというファン参加によるコーナーも用意された。リクエストの結果、ランキング1位は「あの微笑みを忘れないで」。続いて「心を開いて」「かけがえのないもの」「 息もできない」「Oh my love」がトップ5だった。

 『高校生の頃、ZARDのアルバムをそれこそ擦り切れる程聞いていました。時が経ち、結婚をして子供が生まれ、職場でも責任ある立場になりました。泉水さんが歌う、不器用だけど優しくて、子供のような無邪気な男性像に少しでも近づきたくて頑張ってきた部分もあるかもしれません。泉水さんはこの世からはいなくなってしまったけれど、彼女の歌声と思いは、いつもそばにいてくれています』(37才・男性)

  このようにZARDの楽曲にリアルタイムでハマった世代だけでなく、このフィルムコンサートは10代のファンも多くみられる。

 『毎年、ZARDの「Screen Harmony」を楽しみに生きてる高校生です。「心を開いて」は私の世界で一番好きな曲で、「不思議ね…」はPVが大好きで、「Just for you」は知る人ぞ知る名曲なので、出来るだけ多くの方々に聞いて知って感動して頂きたいです!』(17才・女性)

 急逝から8年……。ファンの言葉にもあるように、彼女はこの世から居なくなってしまったが、生み出してきた楽曲は思い出の中にあり、過去のものではなく今も、若い世代に愛され、生き続けていた。

 ZARDは、来年2016年2月10日にデビュー25周年を迎える。

《田中沙織》

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