「モバイル端末向けアプリを提供」「広告モデルは一切考えていない」……今秋の日本参入に向けて動き出したNetflix 2ページ目 | RBB TODAY

「モバイル端末向けアプリを提供」「広告モデルは一切考えていない」……今秋の日本参入に向けて動き出したNetflix

ブロードバンド 回線・サービス
Netflix代表取締役社長のグレッグ・ピーターズ氏
Netflix代表取締役社長のグレッグ・ピーターズ氏 全 3 枚
拡大写真
■日本発のオリジナルコンテンツの可能性は?

--- ローンチに合わせて、日本発の話題になりそうなオリジナルコンテンツを提供していく構想はあるのか?

「そのつもりでいます。日本のユーザーはローカルコンテンツを楽しみにしていると思うので、既存の作品はライセンスという形でローンチ時に観ていただける環境を用意。さらに、昨日発表されたフジテレビからのコンテンツ提供のように、プレミアされるものを提供していきます」(代表取締役社長 グレッグ・ピーターズ氏、以下ピーターズ氏)

「ローンチ時だけでなく、5年、15年、25年といった本当の意味での長期的なコミットメントとして、日本でサービスを提供したいので。グレートストーリーをパートナーと一緒に制作して、それを世界に届けていきたいと考えています」(副社長 大崎貴之氏、以下大崎氏)

--- ビデオオンデマンドだと日本では「Hulu」やドコモの「dTV」などが先行しているが、Netflixのわかりやすい強みとは何か?

「日本ではVODはまだまだ知らない人もいて、知っていても使っていない人がいる。まだまだスタート時点だと考えています。その中で、技術やサービスの高さより、何が一番特別かというと、Netflixでしか観られないコンテンツがたくさんあるということです」(ピーターズ氏)

--- 日本での展開にあたり、アニメも重要なコンテンツになるか?

「実はアニメーションは非常に重要な位置づけと捉えています。日本のクリエイターではポリゴン・ピクチュアズと初めてご一緒しましたが、その時に配信したのが「シドニアの騎士」というアニメでした。世界各地でプレミアを行いましたが、今後はアニメ畑のクリエイターの方々と関係を含め、素晴らしいアニメーション作品に参加し、それを世界中に届けていきたいです」(ピーターズ氏)

「フランス、ブラジル、東南アジアのコミュニティにコンテンツを届けるプラットフォームとしても、アニメーションは最重要なカテゴリーだと考えています」(大崎氏)

--- “クリエイターズフリーダム”というキーワードがあったが、コンテンツの共同制作について、Netflixの特徴をもう少し聞かせてほしい。

「クリエイターズフリーダムとして、最も重要な自由度は、世界中の人たちと繋がれるということです。どのクリエイターも、作品をなるべく多くの人に届けたいと考えています。さらに、ファンベースを広げることに成功すれば、それは作品の製作費にも反映できるわけです。また、話数や時間の制限からも解放されます」(大崎氏)

■【発表会レポート】Netflix、日本での対応デバイスや視聴環境などの一部が明らかに
  1. «
  2. 1
  3. 2

《丸田》

特集

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/

関連ニュース