福島第一原発向け調査ロボット……東芝などが開発
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福島第一原子力発電所の2号機では、燃料デブリの取り出し手順や工法を検討するため、燃料デブリの分布状況の確認が求められている。新開発したロボットを活用した調査は、次年度以降の原子炉格納容器底部付近の調査に向け、原子炉格納容器内でプラットホーム上の落下物や損傷の有無、状態などを確認するとともに、原子炉格納容器底部付近へのアクセスルートの状態を確認することを目的としている。
新開発したロボットは、2台のカメラやLEDライト、放射線量計、温度計を搭載した長さ約54cm、幅約9cm、高さ約9cm、重量5kgの小型ロボット。有線ケーブルで遠隔操作し、直径約10cm程度のパイプの中を通りぬけて格納容器内に進入する予定だ。ロボット後方にはLEDライトとカメラを搭載。格納容器の中心付近では、ロボットの後方をサソリの尾のように反りあがらせ、LEDライトで周辺を照射し、暗闇や霧の中でも広範囲の撮影が可能となる。また、走行中に倒れても、自力で復帰可能な機構も搭載している。
東芝など、福島第一原発向け原子炉格納容器内部調査ロボットを開発
《纐纈敏也@DAYS@レスポンス》
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