歴史上、恐竜は遙か何千万年の昔に絶滅したと言われている。絶滅の原因は諸説あるが、最も有名なのは巨大隕石の衝突によるもの。しかし、『アーロと少年』ではそんな定説をくつがえし「もしも、隕石が地球に衝突しなかったら?」という設定で作中の世界観を構築する。
今回の特報映像では、まず、“地球に衝突するはずだった”の巨大隕石が恐竜たちが平和に暮らす地球へ目がけ飛んでくる。しかし、その巨大隕石は地球をに衝突する前に“華麗にスルー”する。恐竜たちも、頭上の通り過ぎる大きな流れ星を「おっ?」っと何気なく眺めるだけ……、という、今作の前提がわかりやすく描れている。“気がつかないうち”に絶滅をまぬがれた恐竜たちは、大自然の中で繁栄・進化し文明と言葉を持つようになり、言葉をもたない人間たちと共存する地球が描かれる。
ある日、大好きな家族とはぐれてしまった臆病で甘えん坊の恐竜アーロは、言葉も通じない見たこともない生き物“人間の子ども(スポット)”と出会う。映像のラストはアーロ(恐竜)が「見て!」とスポット(人間)へホタルの光を見せてあげる美しいシーン。壮大なスケールの自然と共に繊細な自然を描き、期待が高まる内容に仕上がっている。
『アーロと少年』は、来年3月12日に日本全国で公開される。