高度なランサムウェアを作成できる無償キット「Tox」が出現
ブロードバンド
セキュリティ
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
日本を標的にした「Cryptoランサムウェア」が4月中旬より出現中……ファイルを暗号化して脅迫
-
日本語で脅迫するランサムウェアがついに登場……トレンドマイクロが初確認

「Tox」は、初心者レベルのサイバー犯罪者でもランサムウェアを作成できるキットだ。一般的なセキュリティ対策を回避できる機能を標準で備えており、通信には匿名ネット「tor」、身代金受け取りに「Bitcoin」を利用するなど、匿名性も確保している。
マカフィーは犯罪者サイトを調査し、5月19日に「Tox」を発見。「Tox」は無償で配布されており、サイトで登録するだけで入手できるという。この製品のサイトに登録すると、ランサム(身代金)の額の入力、「cause(理由)」の入力、CAPTCHA(認識した文字列)の送信だけで、.scrファイルを装った約2MBの実行ファイルが作成されるという。なお、このサイトはランサムの20%を徴収する。
なお、このマルウェアは使いやすく機能も優れているが、コードの複雑さや効率性には欠けているとのこと。すでにセキュリティ対策各社も情報を把握しており、対応を行っている模様だ。ただし、暗号化および回避技法がより高度な亜種が開発される可能性もあると、マカフィーでは予想している。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/
関連ニュース
-
日本を標的にした「Cryptoランサムウェア」が4月中旬より出現中……ファイルを暗号化して脅迫
ブロードバンド -
日本語で脅迫するランサムウェアがついに登場……トレンドマイクロが初確認
ブロードバンド -
「ウイルスが検出されました」という偽の警告メッセージ音声に注意
ブロードバンド -
トレンドマイクロ、マルチデバイス/Windows 10対応の「ウイルスバスター」最新版発売
ブロードバンド -
立川国際中HPに不正アクセス
ブロードバンド -
感染PCを自動的にネットから切断するソリューション、キヤノンITSが発売
エンタープライズ -
相次ぐ標的型攻撃メール被害、石油連盟も情報流出
ブロードバンド -
ソフォス、アンチウイルス製品「Anti-Virus for Linux」を個人向けに無償提供
ブロードバンド