三田国際学園、生徒の私用メールを防ぐシステムを導入
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同校では、2015年度から全生徒にタブレット端末を持たせて授業で使用しており、あわせてGoogle Appsを導入、Gmailを全生徒が利用できるようにしている。同校が導入した「SPC Mailエスティー」の「宛先Bcc自動追加機能」は、各生徒が送信するメールを、すべて担任教師と学年主任にコピーが送付されるように設定することで、メールの内容が学校側に公開される仕組み。それが抑止効果となり、学校から提供しているメールアドレスの私用利用を防ぐことがねらい。
同校によると、メールを私用で使わせないようにするのは、授業をスムーズに進めていくことはもちろん、ゲームや買い物などに使用することで、生徒が思わぬトラブルに巻き込まれたり、受信トレイが授業に関係のないメールであふれてしまったりすることを防止するためだという。
同校は、生徒に同システムを導入していることや、導入の理由について、タブレット端末の利用ルールを伝える際に説明している。その結果、生徒から反発などはなく、メールの私用利用もほとんど見られないという。
同校は「実社会でも公私のアドレスを厳密に使い分けるリテラシーが求められるなか、学校生活においても、実社会と同等の環境でメールを使い分けることは大きな意義がある」としている。
三田国際、生徒の私用メールを防ぐシステム導入
《塩田純子》
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