【はじめての格安スマホ】TSUTAYAから誕生した「TONE」とは?
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TSUTAYAが展開するモバイルサービスなので、「Tポイント」との親和性が高いのが特徴だ。ユーザーは契約時にTポイントをひも付けておくことで、基本料金に追加したオプションを含む月額料金から、200円につき1ポイントが貯められる。もちろん端末代金の24,000円にもポイントが付く。ほかにもTONEを取り扱うTSUTAYAの店舗で使えるお得なクーポンが手に入るアプリもプリインストールされている。
親子で使うスマホとして、便利な機能も充実させた。その一つが「TONEファミリー」だ。TONEを契約しているユーザーなら無料で利用できるオプションであり、トーンモバイルの契約者である保護者が、子どもやお年寄りの家族ユーザーを見守るための機能がそろう。
端末のGPS機能を利用して家族の現在位置や行動履歴を把握したり、子どもが使えるアプリのインストールや利用の管理、スマホを使いすぎないよう時間帯制限をかけられるサービスなども含まれている。位置情報はスマホだけでなく、PCブラウザからマップ上で確認することもできて便利だ。ほかにもスマホの画面をノックして、親子がスマホの振動を媒介につながれるコミュニケーション機能「エアノック」のツールもユニークだ。
またGPS情報を活用した独自機能には、104をダイアルしてベッコアメの「Alike」が提供する店舗情報につなぎ、現在地点の近場で提供されているグルメ/美容/宿泊情報やTSUTAYAの店舗が検索できる「104検索」がある。
仕事での外出や旅行で知らない街にでかけた時に便利そうだ。いっそのこと104にダイアルする手間を省いてアプリ化してしまった方がもっと使いやすくなりそうだ。ほかにも、スマホで撮影した写真や音楽、テキストなどのコンテンツにPCからアクセスして、スマホとPCで共有しながら管理ができる「TONE One」のサービスも使いこなしたい。
スマホの製造・販売から手厚いサポートまで一貫したかたちで、月額1,000円の基本利用料金+オプションの中で充実したサービスを揃えるトーンモバイルはキャラクター自体かなり立っていると言える。シンプルな料金体系は初めてスマホを使うユーザーにとって馴染みやすく、安心感も高いはず。
ただ一方で、選べる端末が3G専用でAndroid 4.2.2という、やや先進感が低いTONEの1機種のみという点がギークなユーザーには、物足りなく感じられるかもしれない。では実際に、TONEを使ってみるとどんな手応えがあるのか? 次回のハンドリング編で明らかにしてみたい。
《山本 敦》
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