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【はじめての格安スマホ】TSUTAYAから誕生した「TONE」とは?

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TSUTAYA桜新町店の様子。1階の入口を入ってすぐに「TONE」のコーナーを設置
TSUTAYA桜新町店の様子。1階の入口を入ってすぐに「TONE」のコーナーを設置 全 8 枚
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■気になる月額料金について

 月額利用料金もシンプルに1プランのみに設定されており、容量無制限の“パケット使い放題”に、通話基本料金を合わせた最低利用金額は「月額1,000円(税別)」。価格は十分にインパクトがあるし、異なるプランから自分に必要なものを選ぶ煩わしさや難しさもない。これとは別に端末代金が24,000円(税別)でかかり、支払い方法は一括と分割が選べる。

 あとは毎月利用したぶんだけの通話料が別途必要だ。TONEの標準として付いてくるのはデータ通信専用のSIMカードなので、音声通話は「050」番号のIP電話を使う。通話料金はトーンモバイルの端末どうしなら「0円」。国内携帯電話宛で「21円/1分」。一般電話宛は「13円/3分」となる。

 同じく「050」で始まる電話番号のプロバイダーで、トーンモバイルの端末から無料で電話がかけられるIP電話サービスのプロバイダ、電話番号の一覧についてはホームページで公開されている情報をぜひ参考に活用して欲しい。

 IP電話のアプリは独自に開発したものを搭載。普通のスマートフォンで音声通話をかける感覚と変わりはなく、「IP電話」アプリを起動して相手の電話番号をダイアルするだけだ。

 ただしIP電話なので、110番・119番、フリーダイアル、ナビダイアルへの発信はできない。110番・119番はダイアルすると、それぞれの場所から最寄りの警察署・消防署をGPS機能を使って検索し、電話番号を調べてくれる。

 音声通話の品質はネットワークの状態にもよるので、場合によって若干の音声遅延が起こることもあるが、実際に試してみると品質は安定していて、声もクリアで聴き取りやすい。若干の遅延こそあるものの、ストレスを感じるほどでは全然なかった。LINEやSkypeの音声通話と同じレベルと考えてもらえればよいと思う。

 トーンモバイルでは音声対応のプランもオプションとして用意している。一般的にSIMロックフリー端末向けの格安SIMカードとして、データ通信専用のSIMのほかに、最近では音声通話サービスを加えた音声対応SIMの2種類を揃えるMVNOも増えてきた。

 月額料金「953円(税別)」の「3G音声オプション」を申し込むと、新規の電話番号発行やMNPにより現在の電話番号を引き継いで使うことができるようになる。3G音声通話を利用した際には、18円/30秒の通話料金が従量課金で別途発生する。留守番電話やキャッチホンもオプションとして付けられる。

 さらにWi-Fiスポットについては500円/月(税別)で利用できる「安心オプション」に加入することで、全国約63,000箇所で使える「TONE mobile Wi-Fi by エコネクト」のスポットに接続ができる。安心オプションには、端末の破損や盗難時の補償もセットになっているので、利用するユーザーも多いのだという。

■通信速度や容量は?

 トーンモバイルのサービスにはパケット容量制限があり、300MB/1日、あるいは連続する2日または3日間の累計で300MB以上を使ってしまうと通信制御・低速化の対象となってしまう。TONEではテザリングが利用できるので、ビジネスマンにとっても使い勝手のよいスマホと言えるが、テザリングでは多くのパケット容量を使ってしまうこともあるので注意したい。

 基本プランとは別に用意されている「高速チケットオプション」は、もともと3G専用端末であるTONEでもインターネット動画を快適に視聴するためのオプション。もちろんWi-Fiにつないで動画を見るぶんには問題はないが、3G通信経由だと先に触れた容量制限に触れてしまう。

 TONEでは本体にプリインストールされている「マイプラン設定」アプリを利用して、高速モードを使いたいときに切り替えれば、3Gのベストエフォートが出せるようになる。なお通常の通信速度は最大約500kbps~600kbpsだが、「高速チケット」を利用すると最大約3Mbpsに上昇する。「高速チケット」は1G/300円、月内最大2GBまで購入ができ、使ったぶんだけ減っていく。購入から31日間利用が可能となる。
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《山本 敦》

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