『プラダを着た悪魔』でファッション誌の編集部で夢をかなえるために奮闘したアン・ハサウェイが、本作では家庭も仕事も手に入れたファッションサイトの女性社長ジュールズを演じる。彼女の会社に70歳にしてインターンのベンが雇われ、彼女はたびたび彼の的確なアドバイスに救われるのだが、そんな中で彼女に人生最大の危機が…!
ニューヨーク育ちの帰国子女で「英語の方が得意」という河北さんはこの日もネイティブの発音を会話の端々で響かせていたが、女優としてのハリウッド進出の意欲を問われると「もちろんあります!」と即答。憧れの女優として国内外で活躍する菊地凛子の名を挙げ、海外の作品への出演を「夢」と語る。
小島さんは、ジュールズと同様に自身が働き、夫が主夫として家庭のことや子どもの世話をするという生活を送っているが「私の場合は出稼ぎ生活ですから。日本で2~3週間、出稼ぎで働いて、また(生活拠点の)オーストラリアのパースに帰る。こっちにいる間は、彼が家庭や子どものことを全てやってくれているので、彼がいないと成り立たない! 頼もしいです」と夫の支えと理解のありがたみについて語る。
小島さんは、ジュールズの夫が弱音を吐くシーンについて「ウチの夫婦を元にした会話かと思いました!」と苦笑を浮かべつつ「女性が働く場を増やすだけでなく男性のための場も広げていかないと。性別に関係なく、仕事の大変さ、家庭の大変さをシェアできるのが一番いい」とも訴える。
河北さんはそんな小島さんのスタイルに共感。河北さんの両親は共働きだったそうで「ウチもダディがたくさん家事やってました」と明かし、結婚観について問われると「いつもうちのお父さんが理想なんですが、ベンも年も近いのでそう見えました。落ち込んでいるとき、アドバイスがほしいときに、ほしい言葉をくれるんです。ハンカチーフを常に女性が泣いたときに差し出せるように持っているのもすごくジェントルマン。みんなそうなってほしい!」とデ・ニーロを見習うべき(?)と世の男性に注文。「優しいけど時に厳しく、笑いのツボが一緒で食も合う人がいい」と理想を語り、高すぎるという指摘にも「理想だから!」と強気の態度。
小島さんは結婚15年目となるが「10代の頃は商社マン妻になって海外のあちこちに行くのが夢で、20代で私が知らないことを知っている経験豊かな男性がいいと思ったけど、結婚してからいままでは、楽天的なら誰でもよくなった(笑)」と理想の結婚の変遷を明かしたが、この楽天主義という部分にも河北さんは深く共感していた。
『マイ・インターン』は10月10日(土)より公開。