IoTデバイスとSalesforceを連携させる「Salesforce IoT Cloud」発表
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リアルタイムイベント処理エンジン「Thunder」によって、Salesforceと数十億のイベントを連携し分析することが可能。これにより、顧客とリアルタイムで1対1の関係を築き、顧客に対するアクションを、最適なタイミングで起こすことができるようになるという。IoTを使い、顧客の行動を直接的に分析することもできる。セールスフォース・ドットコム会長兼CEOのマーク・ベニオフは「IoC(Internet of Customers: 顧客のインターネット)」と表現している。
たとえば、温度自動調節機を提供している企業であれば、天気予報やセンサー、温度設定から収集される数百万のイベントを詳細にチェックし、事前に設定した予算内で、冷暖房空調設備の利用方法についてユーザーに注意を促すといった使い方ができるとのこと。
IoT Cloudでは、携帯電話やウェアラブル、風車、油田の掘削装置といったIoTに加え、ウェブサイトやソーシャルでのやり取りもSalesforceと連携可能。直観的なツールを使用して、Salesforceのなかからアクションを引き出すことができるイベントの条件とロジックを定義、変更、設定できる。IoT Cloudは、2016年上半期に一般提供を開始する予定。
《冨岡晶》
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