栗城史多さん、再びエベレスト登頂アタックへ 「数日休んでから出発します」 | RBB TODAY

栗城史多さん、再びエベレスト登頂アタックへ 「数日休んでから出発します」

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 世界最高峰エベレストへの単独・無酸素登山に挑戦している登山家の栗城史多さん。26日には登頂を断念して下山したが、28日に更新したブログで「数日休んでから、頂に向けて再び出発します」と再挑戦することを明かした。

 栗城さんのエベレスト挑戦は今回が5回目。2012年10月の4回目の挑戦では、深刻な凍傷を負い無念の下山。両手指9本を失った。

 日本人初となる世界七大陸最高峰の単独無酸素登頂に挑戦している栗城さんはその後もリハビリとトレーニングに励み、昨年には世界第12位の高峰ブロード・ピークの登頂に成功し、復帰した。

 今回の栗城さんの挑戦は、今年4月に多くの死傷者を出したネパールで起きた大地震後、世界初として注目されたが、26日にTwitterで「全力を尽くしましたが、ラッセルで長い時間が掛かり、このまま進むと生きて戻ることができないと判断して、悔しいですが下山を決めて最終キャンプまで戻ってきました」と報告した。

 しかし若き登山家はまだ登頂をあきらめてはいない。「一日一食の食事と3日間7500m以上での滞在で、さすがに体重が減ったり皮膚が荒れたりと体が『不調』という正しい反応を示し、この高度が人間のいられない標高なのだと改めて感じています」と過酷な状況下にあったことを明かしたが、現在はベースキャンプで身体を休め、「僕の心と鼓動は静かに保ち続け、今まで以上にこの標高に向かう準備ができています。数日休んでから、頂に向けて再び出発します」と意欲を見せた。

 栗城さんの再挑戦に「危険だ」と心配する声もネット上には少なからずあがっているが、アルピニストの野口健氏は、「栗城さんには栗城さんの考えや思いがあって挑戦されるわけですから。そして挑戦される以上は山頂を目指すこと。そこが大前提でなければ意味はない。 ご本人の中で、山頂までのイメージは出来ているのだと思います。それでダメならばそれまでです」とコメントしている。

《花》

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