コンピュータ将棋プロジェクトが終了……「事実上目的を達成した」
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情報処理学会は11日、「コンピュータ将棋『あから』強化推進委員会」プロジェクトの終了を宣言した。同プロジェクトは、コンピュータ将棋でトッププロ棋士に勝つことを目指すもので、通称「コンピュータ将棋プロジェクト」の名前で知られていた。
「コンピュータ将棋プロジェクト」は、情報処理学会の創立50周年(2010年)を記念してスタートしたプロジェクト。情報処理学会が2010年4月、日本将棋連盟に“挑戦状”を送ったことで口火を切り、2010年10月11日に清水市代女流王将(当時)との対戦が行われた。その後もさまざまな対戦が行われたが、現時点までに、「トッププロ棋士」(名人や竜王などの複数のタイトルを数年間以上に渡って保持している強いプロ棋士)とコンピュータ将棋の対戦は実現していない。
一方、コンピュータ将棋が互角以上の結果を残しており、「すでにコンピュータ将棋の実力はトッププロ棋士に追い付いている」との分析結果などもあり、情報処理学会が「事実上プロジェクトの目的を達成した」と判断した。
なお、情報処理学会誌2015年11月号に、この宣言に関する記事が掲載される予定とのこと。
「コンピュータ将棋プロジェクト」は、情報処理学会の創立50周年(2010年)を記念してスタートしたプロジェクト。情報処理学会が2010年4月、日本将棋連盟に“挑戦状”を送ったことで口火を切り、2010年10月11日に清水市代女流王将(当時)との対戦が行われた。その後もさまざまな対戦が行われたが、現時点までに、「トッププロ棋士」(名人や竜王などの複数のタイトルを数年間以上に渡って保持している強いプロ棋士)とコンピュータ将棋の対戦は実現していない。
一方、コンピュータ将棋が互角以上の結果を残しており、「すでにコンピュータ将棋の実力はトッププロ棋士に追い付いている」との分析結果などもあり、情報処理学会が「事実上プロジェクトの目的を達成した」と判断した。
なお、情報処理学会誌2015年11月号に、この宣言に関する記事が掲載される予定とのこと。
《冨岡晶》
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