映画『PAN』、色彩豊かな“ネバーランド”をお披露目!
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
本作は、少年ピーター(リーヴァイ・ミラー)が、幼いころに離ればなれになってしまった母(アマンダ・セイフライド)を探すため、夢と魔法のカラフルな世界・ネバーランドへと旅立つ物語。その場所でピーターが出会うのが、若き日のフック船長(ギャレット・ヘドランド)や森の戦うプリンセス、タイガー・リリー(ルーニー・マーラ)、そして海賊・黒ひげ(ヒュー・ジャックマン)だ。
ネバーランドのカラフルな世界観に観客を引き込む要素として、まず、監督をはじめスタッフが重要と考えたのが、衣装。“世界中を一つに集めた場所”をテーマに、異なる400もの衣装を融合させるこだわりの手法が用いられていたという。
今回、衣装を担当したのは、トルストイの小説『アンナ・カレーニナ』で、歴史劇である原作から離れ、自分なりに再解釈した手法により、アカデミー賞「衣装デザイン賞」を受賞したデザイナーのジャクリーヌ・デュラン。ジョー・ライト監督とは、実に5度目のタッグとなる。これまでライト監督とは『つぐない』をはじめ文芸作品を手掛けることが多かったジャクリーヌが、本作では原色をたくさん取り入れたポップでカラフルな衣装で独特な世界観を見事に表現した。
衣装を作るにあたり、ジャクリーヌは「皆さんの思い描くネバーランドやカラフルな森の世界って現実離れしてるでしょ? 私たちも同じだったの」と語る。また、「監督と世界中の民族が原住民の村に集まっている様子を描写しようと考えたわ。だから衣装も世界中の至るところからの影響を受けているの。1人の衣装だけを見ても、ありとあらゆる国や文化といった複数の要素を融合させたものとなっているのよ。そして誰1人として同じ衣装の人はいないの。大体400ぐらいつくったかしら」と話し、ジャクリーヌたちスタッフは、世界中の色々な地域にいる先住民たちの衣装を詳しく調べ、それらを組み合わせてユニークな外見を創り上げることを実現した。
中でも最も注力したのは、ルーニー・マ-ラ演じるタイガー・リリーの衣装で、「彼女は強い意志を持った女性で戦士でもあるの。セレモニーに出る際はドレスアップさせ、アクションシーンでは動きやすい衣装にして、シーンによってメリハリをつけたわ」とジャクリーヌ。普段のプリンセスとしての優しい“女性”と、海賊・黒ひげと戦う強い“戦士”の両面を演出し、彼女の心情の変化を表現したようだ。
アカデミー賞受賞デザイナーが、遊び心満載のこだわりと創造力で、かつてないオリジナリティあふれる幻想的なネバーランドの世界を表現した本作。その唯一無二のネバーランドの世界は、スクリーンで体感してみて。
『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』は10月31日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。
『PAN』アカデミー賞デザイナーによる色彩豊かな“ネバーランド”をお披露目!
《text:cinemacafe.net》
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