京セラ、第2四半期決算発表……予想を下方修正するも売上好調
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売上高は前年同期に比べ、1.2%増加の7,226億円となり、上半期として3期連続で過去最高となった。営業利益は前年同期から13.1%増加した619億円、税引前利益が14.5%増加の780億、純利益が16.4%増加の508億円となり、売上高、利益ともに前年同期を上回る実績となった。
当上期の為替レートは米ドルが前年同期より19円安の122円、ユーロは4円高の135円となっている。
今回、部品・器機の需要が想定を下回る見込みと、電子デバイス関連の構造改革により、4月に発表した通期の業績予想を下方修正。それでも、売上高、営業利益、税引前利益ともに前期に比べ増加する見通し。
事業としては、アメリカでの後方確認カメラ搭載の義務化など、世界的な自動車へのカメラ搭載の動きを受け、自動車向けカメラモジュールの販売を強化。前期比で約40%の売上拡大を目指す。
また、スマートフォン向け有機パッケージ・基板の販売を強化。今期は前期比の50%増の売上高を見込んでいる。さらに、セラミックスの熱伝導率や信頼性の高さを武器に、自動車向けLED用パッケージの売上を伸ばしており、今期も前期比30%の売上増の見込み。自動車向け温度センサーを開発するなど、自動車向けの事業も成長させたい考えだ。
通信機器関連事業では、スマートフォンなど今まで開発してきた通信端末の技術を活かし、ヘルスケア事業へ参入。活動量や食事、睡眠の計測、手軽に内臓脂肪や皮下脂肪を計測しメタボチェックできるスマ-フォンと連動したウェアラブル端末を、年内より企業や保健組合向けに順次提供開始する。
《non》
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