4K放送スタート&スマホ対応……NTTぷららが「ひかりTV」の新戦略を発表
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番組を視聴するためにはひかりTV 4Kの専用チューナー内蔵STBが必要だが、すでにVOD版のひかりTV 4Kを利用するためにチューナーを契約している場合は、24日に公開される本体のファームウェア更新を適用すれば4K放送が見られるようになる。チューナーのレンタル料金についても、12月利用分から現在の1,800円から900円に値下げされる。
さらに東芝の4K液晶テレビで、すでにひかりTV 4KのVODサービスに対応する機種については、ファームウェアの更新により12月17日以降に対応していくことが明らかになった。シャープ、パナソニック、LGなど他のテレビメーカーとも対応に向けた協議が進んでいるという。
なお4K放送のコンテンツはチューナー内蔵STB経由を使って録画ができるようになる。4K放送を視聴しながらの裏番組録画について、板東氏は「回線容量が必要。チューナーのスペックとして2番組の裏録画ができたとしても、回線状況をみたうえで実施を判断するかたちになろう」と説明を加えた。
■テレビ局との協業で4K番組を強化
4Kコンテンツの作品数を強化するための施策も発表された。ひとつは民放キー局であるテレビ東京との4K共同プロジェクトをさらに加速。4K VODをベースに、地上波での放送直後からの4K先行配信だけでなく、放送6日前からの4K先行配信を充実させるほか、来年春公開予定の映画作品も、劇場での封切前に4K VODで先行独占配信していく。また準キー局である関西テレビとの共同プロジェクトとして、2016年1月13日から連続ドラマ「大阪環状線」を4K VODで配信する。
ほかにも全国各地のローカル局との共同プロジェクトにより、4Kコンテンツの制作基盤を固める。第1弾として北海道文化放送、札幌テレビ放送とともに2016年1月から北海道特集を実施。続く第2弾として福岡、長崎のローカル局との取り組みも広がる。国内映画会社との4K共同プロジェクトについては劇場公開作品の4K放送・VOD双方での協力関係を深めていく。
ひかりTVオリジナルコンテンツの制作についても、4K-IP放送とユーザー参加型SNSサービスの「部活DO!」と連携するインタラクティブな番組「4K Fes.~超進化系映像ショー~」が12月下旬から放送開始を予定している。
《山本 敦》
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