【新価値創造展】福島の企業が電気不要の自動ドアを展示
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これはドアの前後に設置した踏み板を使い、メカニカルな機動で開閉を行うというもの。パンタグラフの押し下げに連動して滑車が下がり、それが傾斜のついたレールを押しのけることでドアが開く。この時に同時に重りが押し上げられており、踏み板から移動すると、釣瓶井戸のように重りの力でドアが戻るという仕組みだ。
踏み板の上にいる間はドアが開いたままになるため、ドアに挟まれる心配がない。また、ドアが閉まる速度は重りの重量に依存するが、その多くはとても緩やかに閉じるよう調整しているという。そのため、興味本位で子供が指を挟んでもけがをする心配がなく、現在までに約120か所に設置しているが、事故はいまだ起きていないとのことだ。
なお、有紀ではAutoDoorについて、3つの用途を想定しているという。そのうちの一つが身体の不自由な人への配慮で、これについてはNEXCOと共同で多機能トイレについての特許を取得しているとのこと。過去にハンディキャップを持つ人が停電したサービスエリアのトイレに閉じ込められたことがあり、電気が無くても力を入れずに手で開けられるAutoDoorが、公共施設としてはいち早く導入されることになったそうだ。
その他では、両手がふさがった場合の対応も想定しており、例えばカフェで分煙コーナーの扉を開けるのに、両手がトレイで塞がっているようなシチュエーション。そして、最後の一つが衛生面の改善だという。病院やトイレなどについては、ドアの取っ手を介してウイルスなどに感染する恐れがあるため、自動ドアであることが望ましい。実際に東京・渋谷のヒカリエでは、食料品を扱う地下フロアの職員用トイレでAutoDoorが利用されているという。
また、電気が要らないという特徴については、東日本大震災後に多くの注目を集めるようになったとのこと。小さな所にも省エネ志向が進んでいるため、企業のCSRの一環として導入されるケースもあるようだ。
【新価値創造展2015】電気の要らない自動ドア?? 安全安心とエコを両立する
《丸田鉄平/H14》
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