認知症予防にパチンコ活用……レンタルサービス開始
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福祉用娯楽器具としてデイサービス施設などへの遊技機の導入が増えているという背景があるが、本来の目的である「介護」から離れ、「アミューズメント」目的となってしまうことも多かった。こうした課題に対応するため、機能訓練用としての遊技機を開発したという。
介護・認知症予防用パチンコ台には、足元にあるパッドを左右交互に踏み込むことでパチンコ玉を打ち出すタイプや、車のハンドルや握力グリップを握り込むことで球を打ち出すタイプなどがあり、足や手を使ったリハビリとして運動動作をしながら複合的に身体機能を訓練することができる。
「音楽を聞く」「球を目で追う」「体を動かす」という3つの作業を同時に行うことで、楽しみながらリハビリを行い身体機能を高めるだけではなく、認知症予防にも効果が期待できるという。
価格は1年以上契約の場合、月額10,000円から(税別)。パチンコ台機種は50種類の中から選べる。修理は無料で、6か月毎に台入れ替えサービスもある。
すでに導入しているしているデイサービス施設もあるようで、同社によれば通常の訓練器具を使った場合は利用者が5分足らずで訓練をやめてしまった人でも、同製品なら10分から30分といった形でより長い時間、利用するようになったそうだ。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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