【木暮祐一のモバイルウォッチ】第88回 料金値下げ問題への回答!? ソフトバンクがプリペイドで「iPhone」を発売した意図とは
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また、MNPで他社からの乗り換えでシンプルスタイル(スマートフォン)に加入する場合、パケット定額サービスの30日プラン(4,980円)が12回目まで3,980円となる「MNP割」と、パケット定額サービスの30日プラン(4,980円)を12回購入すると、13回目以降の料金が3,980円となる「長期割」も用意されている。
なお、シンプルスタイルを契約から1年以内に解約(MNPによる解約を含む)した場合、契約解除料19,800円が必要となる。また、シンプルスタイルに新規で加入の場合、契約後、翌々月末までのMNP転出については5,000円、当該期間以降のMNP転出については3,000円のMNP転出手数料が必要となる。
既存のポストペイド契約の料金プランに比べれば極めてシンプルで分かりやすい。とくにサブ端末として、必要なときだけ使いたいというニーズに合致したプランといえる。なお、シンプルスタイルで契約したSIMをほかのスマートフォンに挿入して使うことはできないということであった。またテザリングも非対応となる。
ところで、どうしてこのようなタイミングでソフトバンクはiPhone5のプリペイド販売を始めたのであろうか。
これはあくまで筆者の憶測であるが、じつは「シンプルスタイル iPhone 5」の発売開始前日の16日は、総務省がこれまで5回にわたって開催してきた有識者会議「携帯電話の料金その他の提供条件に関するタスクフォース」の最終回が開催され、そのとりまとめ案が公表されたタイミングだ。これは9月に安倍晋三首相が携帯電話料金の見直しを求める発言を行ったことをきっかけに始まったタスクフォースである。
最終とりまとめ案では、「ライトユーザー向けの低廉な料金プランの検討」や、「高額なキャッシュバックなど行き過ぎた販売の是正」、「MVNOサービスの多様化と競争促進、そしてそのための中古中古端末市場の発展」などが結論に盛り込まれた。また、そもそも有識者会議の第1回会合で真っ先に話題になっていたのが、現状のスマートフォン販売やそれに伴う料金プランが複雑で分かりにくいという指摘だった。
こうした総務省での議論に一定の方向性が打ち出されたタイミングに合わせ、いち早くソフトバンクがぶつけてきた一つの回答が、この「シンプルスタイル iPhone 5」ではないだろうか。
《木暮祐一》
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