KDDI田中社長が語る学割プラン強化の狙い……1GBのデータ定額プラン発表も示唆 2ページ目 | RBB TODAY

KDDI田中社長が語る学割プラン強化の狙い……1GBのデータ定額プラン発表も示唆

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2016年春の新端末とサービスの発表記者会見を開催
2016年春の新端末とサービスの発表記者会見を開催 全 14 枚
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■利用料金を割り引くサービスも

 利用料金にも手を入れる。本日KDDIが発表したプランは、データ定額利用料金から毎月最大1,000円を割り引くというものだ。「新規の方だけでなく機種変更も含めて対象にしたい」と田中氏。その仕組みとしては月初にユーザーへお知らせが届き、デジラアプリでデータをチャージするという流れになる。さらにスマートバリューのサービスに加入すれば、2年間にわたって月額2,000円の割引きが受けられる。田中氏は「ヘロヘロになるぐらい割り引いてしまった。auは今年なんか違うよねと、多くのユーザーに感じて欲しいからだ。史上最強の学割サービスが提案できたと自負している」と語り胸を張った。

■auスマートパスやビデオパスも拡充

 auのさまざまなパスサービスについても、学生とその家族のユーザー向けにプランを用意。内容については今年の5月31日までに「auスマートパス」「ビデオパス」「うたパス」に加入すれば、月額料金が7月分まで無料になるというもの。またプラットフォームの改善策として、ビデオパス、アニメパスを一本化して562円/月でビデオもアニメも見放題で楽しめるようになる。

 田中氏はさらに「通信容量が5GBでも足りないという方に向けた新しいサービスを作った」として、全国のauショップでデータチャージカードの取り扱いを始めることを明らかにした。「家族にお金を払ってもらうのは申し訳ないから、自分のおこづかいでチャージカードが追加購入できるようにしたサービス」と、田中氏は企画意図を説明する。

 またau WALLETのチャージを手軽に行えるようにするために「au WALLETチャージカード」も発行を始める。田中氏によれば「au WALLETについては10~20代の方はコンビニでの買い物に使うケースが多く、続いてアップルやアマゾンのネットショップでもWALLETカードがたくさん使われている。WALLETを簡単にチャージするカードも用意して利便性を向上させる」ことが狙いだという。

■au、春に取り扱うAndroid端末を9機種に拡大

 本日発表されたauオリジナル端末の「Qua」シリーズを合わせて、auはAndroid端末のラインナップ強化を実行。年末に発表した端末に加えて、新たに4機種を加えた9つのラインナップを揃えた。

 田中氏はスマホやガラホで撮った写真をタブレットの大きな画面で見られる「auシェアリンク」のアプリ機能を特徴として壇上でアピール。関連する施策として、auのスマホとタブレットをペアで利用するユーザーに向けて、auスマホの月間データ容量をシェアできるセット端末プランを発表。タブレットの利用料金2,000円/月を追加することで便利に利用できる。
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《山本 敦》

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