【オトナのガジェット研究所】花粉症対策!スマホアプリで操作できる空気清浄機「Blueair Sense+」を徹底攻略
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「Blueair Aware」は空気清浄機本体とペアで使う、サイズが500mlのペットボトルぐらいのコンパクトな製品だ。こちらがどんな役割を担っているかといえば、室内の空気環境の変化を感知して、Wi-Fi経由でクラウドにデータを飛ばす観測モニターだ。空気中のPM2.5や二酸化炭素、「VOC(揮発性有機化合物)」に湿度などを記録して、スマホアプリ「Blueair Friend」で数値をディスプレイする。
本体正面に搭載されているLEDは空気環境を光の色の変化などで知らせてくれる。「Blueair Sense+」と組み合わせれば「Blueair Aware」で計測した室内の空気の状態に合わせて空気洗浄機を自動コントロールできるようにもなるので操作の手間が要らない。
なお1台の「Blueair Sense+」に登録できる端末の数には制限がなく、「Blueair Friend」アプリから設定したログインIDをシェアすれば職場の同僚、家族で空気洗浄機を共用することが可能だ。ただし同時にアクセスできるのは1台の端末に限られる。
ちなみに「Blueair Sense+」と「Blueair Aware」の両方を買い揃えた場合の金額は7万円台後半になる。加湿機能を備えないストレートな空気清浄機としては、やはりハイエンドの部類に入る製品だと言える。最大11畳ぐらいの部屋サイズのオフィスに置くことを考えれば、皆で効果をシェアできるわけだから、まあ妥当な値付けではないだろうか。
■世界各都市の空気状態がリアルタイムに分かる
今回は1週間ほどのテスト期間中、ずっと仕事部屋で「Blueair Sense+」を点けっぱなしにしてみた。外出から帰ってきて、原稿書きの作業などで長い時間部屋に閉じこもっていると、鼻や喉がイガイガする感覚が少しずつ和らいできて楽に過ごせる手応えがあった。「Blueair Sense+」を導入する以前に比べると、明らかに部屋の空気がきれいになったように思う。
新製品になって加わったスマホアプリによる空気環境の「可視化」機能が思った以上に楽しめて役にも立った。「PM2.5」や「PM10(花粉にほこりやカビ、胞子など10マイクロメートル以下の小さな粒子状物質)」に二酸化炭素、オゾンなど、空気の状態をトータルで見張りながら、デジモノ好きな男性ユーザーも飽きずに使い続けることができそうなほど、アプリのレスポンスやグラフィクスも洗練されていた。室内の空気の状態は「きれい」「中程度」など、アプリの画面内に段階評価が出てくるので、空気清浄機の効果のほどもわかる。空気の状態を観察しつづけることで、結果として自分の健康状態にも自然と気持ちが向いてくる。
アプリに表示される地図から、世界各都市の任意の場所を選んで、その都市の空気の状態をリアルタイムに確認できる機能も実用的だ。特に出張の多いビジネスマンには役立つのではないだろうか。Androidアプリは現在開発中だが、早めの完成を待ち望む声も大きいと思う。職場で使うビジネスマンのために、PCブラウザでのモニタリングもできたら面白い。
空気のコンディションやカラダの健康管理については、これからは特に先手をうって解決策を講じていくことが、個人にも、そして企業にも求められる時代だ。この春から、まずは身近な花粉症対策でスタートしてみてはいかがだろうか。
協力:セールス・オンデマンド
《山本 敦》
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