ネットでの小遣い稼ぎ、高校生の7割超が経験あり
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
この調査はデジタルアーツが慶應義塾大学SFC研究所の渡辺真由子上席所員監修のもと行ったもので、携帯電話・スマートフォンを所持する全国の小・中・高校生男女618名、および0歳から9歳の子どもを持つ保護者層595名、合計1,213名から回答を得ている。調査時期は1月8日~14日で、2011年12月から年2回定期的に行われているものだ。
それによると、未成年者のスマートフォン所有率は70.6%で、携帯電話29.4%を大きく上回る。小学校高学年(10歳から12歳)は37.9%だが、中学生で76.2%、高校生では97.6%となっている。1日の平均使用時間は、全体で3.0時間。そのうち男子高校生は4.8時間、女子高校生は5.9時間とほぼ倍の長さとなっている。使用頻度の高いアプリは、定番ともいえる「LINE」が66.3%。YouTube、天気、ニュースアプリも人気は高い。児童ポルノ画像を放置したとして社長が逮捕された「写真袋」も8.6%に使われていた。
ネット上の友だちについて、「会ってみたい」「会ったことがある」子どもは、全体の49.4%。とくに女子中高生にリアルに会うことを望む傾向が強く、女子中学生59.1%、女子高生68.5%と全体を上回った。
また、ネットを使い何らかの金品やポイントを手に入れる「ネット上での小遣い稼ぎ」について、子ども全体の30.7%が経験があった。とくに高校生になると、男子高校生の79.6%、女子高校生の68.9%が経験があると回答している。内訳は「ポイント交換」76.8%、「自分に使用していた品物などの物品を販売」12.6%、「動画や写真を投稿して再生回数・閲覧回数に応じて稼ぐ」8.9%などとなっている。稼いだ額について、1ヶ月あたり10,000円未満が86.8%で最も多いが、5万円以上を稼いでいる子どもも少数ながら存在し、平均金額は10,855円に達していた。
《冨岡晶》
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