JR東、新ポイントサービス「JRE POINT」開始!Suicaポイントなど統合で一本化へ
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■JRE POINTの狙い
東日本旅客鉄道では現在、SC・エキナカ事業として駅ビルに約8,500店舗、駅構内に約1,400店舗のショップを展開し、また自販機を約7,600台設置している。それぞれの店舗ではポイント制度によるサービスを実施しており、グループ内の会員数は1,800万人にも及ぶ。
しかし利用できるカードは店舗によりまちまちで、例えば駅ビルだけで19種類のカードが存在している。Suica、ビューカードなどを含めると全24種類となるため、利用者からは「一本化して欲しい」といった要望が上がっていた。
説明会に登壇した、東日本旅客鉄道 執行役員 事業創造本部部長の松崎哲士郎氏は「これまでは、さまざまなカードが存在しており、カードにより還元率もバラバラだった。お客様がメリットを感じにくいサービスになっていた」と説明。23日に開始する「JRE POINT」は、これを統一するものだ。
サービスの開始当初は、首都圏近郊にあるアトレなどの駅ビル(合計31館)でJRE POINTを利用できるようにする。その後、Suicaポイント、ビューサンクスポイントを統合するなどして、サービスを順次拡大していきたい考え。ポイントは100円(税抜)ごとに1ポイントが貯まる設定で、1ポイント1円として利用できる。松崎氏は「貯まりやすい、使いやすい、わかりやすいをキーワードに、”ちょっといい”ポイントサービスにしていきたい」と意気込んだ。
続いて登壇した、野村総合研究所 上級コンサルタントの安岡寛道氏は「顧客戦略の見直しにともない、最近では老舗百貨店、大手電力などもポイントサービス事業に参入しており、国内は”一億総ポイント会員化”の社会になってきた。そのなかで、JRE POINTはグループ内で貯めやすいのが特長。ひとつの面白い存在になり得るのではないか」と解説した。
《近藤謙太郎》
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