新製品は欧米で7月の発売を予定。同社のスタッフによれば、続いて日本でも発売される計画があるそうだ。最大の特徴はブラシの本体にモーションセンサーを内蔵したことで、口の中のどの位置を磨いているかが正確にわかるようになったこと。同社のスタッフはそのコンセプトを「GPS for the mouth」と呼ぶ。この機能が何の役に立つのかといえば、スマホのカメラとインストールしたアプリ「Oral-B App 4.1」とのコンビネーションにより、歯ブラシの動きをトレースしながら“磨き残し”をなくすことができるようになるのだ。
本体の交換式歯ブラシユニットを着脱する根元にはカラーLEDを配置しており、ユーザーが光らせる色を自由に選べるほか、歯磨きしながらつい圧をかけすぎてしまった際には赤色に光るギミックも仕込まれている。アプリの方には通常の歯磨きレベルを知らせるモードのほか、「Brushing Challenge」というゲームモードも用意。タイル状の表示が取り払われて、歯磨きを終わった後にどこをどれぐらい磨けていたかがスコア化して表示される。歯を磨いた軌跡を記録しておいて、あとからリプレイしながら成果を確認できるユニークな機能も付いている。
歯ブラシ本体を収納できるケースは充電器がわりになっていて、ケースのボトムには充電器をつなぐプラグが付いている。またUSB端子も付けられていて、ポータブルバッテリーとしても使うことができ、一緒に使うアプリをインストールしたスマホを充電するためのちょっとした気配りもある。日本上陸が楽しみなスマート歯ブラシだ。