新たな捜索モデルを活用、自転車向けのセキュリティシステム
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
同システムの特徴は、Bluetoothの電波を利用して、自転車の位置情報を取得したり、異常な振動を検知してスマートフォンなどに通知するというもの。小型のモジュール仕様なので、自転車のフレームの内部など、第三者からは分かりにくい場所への設置も可能だ。
検知範囲は約30mで、「Blumo」を搭載した盗難自転車に専用アプリの入ったスマートフォンなどが近づくと、位置情報をサーバーに送信し、自転車の所有者などにSMSで発見場所の地図情報を送るという仕組み。電池寿命に関しては約3年となっている。
ここで疑問になるのが、専用アプリが普及していないと自転車が見つからないのでは?ということ。その対策として、「Blumo」では、捜索隊として営業や配達業務を行う法人サポーターを募集し、発見した際に送られる地図情報と一緒に、捜索隊として協力してくれた法人のCMが添付される。
ユーザーとしては、自分の大切な自転車を発見してくれた法人に対して少なからず感謝の念を抱くので、そこで流れるCMはより効果的なものとなる。
サービスインに向けて、まだまだ未確定な部分はあるが、画期的なアイデアをベースにした自転車向けの盗難対策サービスと言えるだろう。
また、自転車のみならず、高齢者や子どもの迷子対策なども想定しており、今後のサービス展開に期待したい。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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