高齢者の生活と睡眠を見守るIoTプラットフォーム「CareEye」 | RBB TODAY

高齢者の生活と睡眠を見守るIoTプラットフォーム「CareEye」

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左下のユニットがCareEyeセンサー。スマートフォンやwebから対象の部屋状況の確認が可能。起床時刻や就寝時刻をはじめとした生活のログをAIが解析し、認知症の事前予測なども行われる(撮影:防犯システム取材班)
左下のユニットがCareEyeセンサー。スマートフォンやwebから対象の部屋状況の確認が可能。起床時刻や就寝時刻をはじめとした生活のログをAIが解析し、認知症の事前予測なども行われる(撮影:防犯システム取材班) 全 3 枚
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 インフィック・コミュニケーションズ(インフィック)は、18日まで東京ビッグサイトで開催された「CareTEX2016」にて、高齢者宅を見守るサービス「CareEye」と、それらと連動可能な睡眠環境管理システムの「BedEye(仮称)」などの展示を行った。

 「CareEye」は人感センサーなどを活用して高齢者世帯などを見守るサービスで、居室内に設置されたセンサーが運動量、温度、湿度、照度を計測する。家族などがスマートフォンからリアルタイムの状況を把握でき、緊急時にはメールなどで通知が行われるシステムとなっている。

 複数のIoT機器を統合することによるさまざまな生活支援や、介護サービスや福祉用具利用の提案、認知症などの加齢に伴う変化を初期に察知し迅速な対応などを行うもので、サービスは初期費用14,800円+月額980円と廉価な点も特徴としている。B to CだけでなくB to Bでの展開も行われ、サービス開始は5月頃からを予定している。

 そして「BedEye(仮称)」は「CareEye」と連携する睡眠環境マネジメントシステムで、介護対象などの睡眠時の状況を記録し、共有することができるシステム。

 一般のベッドでマットレスの下にシート上のベッドセンサを敷くことで、対象者の姿勢(座っている・寝ている・左寄り・右寄り)から、動作(起き上がり・離床・不在)、睡眠状態(睡眠中・覚醒・寝返り)、その他呼吸や心拍などをリアルタイムに記録、共有することを可能としている。

 一般的な離床センサーでは単なる離床だけを検知するのに対し、予備動作を把握できることで、ベッドの脇に倒れるといった危険を未然に防ぐ事が期待できる。

 展示は開発段階のもので、今年秋頃のサービス開始を目指しているという。

《防犯システム取材班/小菅篤》

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