抱きしめて感情を伝える「コミクマ」!未来のコミュニケーションツール | RBB TODAY

抱きしめて感情を伝える「コミクマ」!未来のコミュニケーションツール

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au未来研究所で開発されたぬいぐるみ型のコミュニケーションツール「Comi Kuma(コミクマ)」
au未来研究所で開発されたぬいぐるみ型のコミュニケーションツール「Comi Kuma(コミクマ)」 全 10 枚
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 KDDIは“スマホの次”の未来にあるデバイスやサービスを発明することをテーマに推進するオープンラボラトリー型のプロジェクト「au未来研究所」にて、ぬいぐるみ型のコミュニケーションツール「Comi Kuma(コミクマ)」を開発。コンセプトモデルを披露した。

 「Comi Kuma」はau未来研究所のプロジェクトで定期的に開催されているハッカソンから誕生したIoTコミュニケーションツールだ。クマのぬいぐるみの形をした本体に、通信モジュールと12個のセンサー、全11種類のスタンプが送れる機能が搭載されている。ぬいぐるみの手をでなでたり、抱きしめたり、手を握るなどのアクションが入力されると、Bluetoothペアリングしたスマホから自動でスタンプが発信される。もう一台のComi Kumaを所有する相手は、胸に付いているリボン部分のディスプレイに表示されるスタンプで、発信者のメッセージと感情が確かめられるというものだ。au未来研究所では、遠方に住む孫と祖父母、親子や恋人どうしをつなぐコミュニケーションツールとして提案する。スタンプの入力にスマホを操作するスキルも要らないので、シニア層にも操作が簡単とした。なお現時点では商品化の予定はない。

 コミクマには「頭をなでる」動きを検知するタッチセンサー、「キス」を検知する二酸化炭素検知、「腕を左右に動かす」動きを検知する傾きセンサーなど12種類のセンサーが内蔵されており、例えば頭をなでると「おはよう」「こんにちは」などのあいさつ、キスをすると「チュッ」などの動きに合わせたスタンプが送信される。


 本日都内で開催された記者発表会にはKDDIから宣伝部担当部長の塚本陽一氏が登壇。「通信キャリアであるKDDIはユーザーの皆様、お客様と“欲しいプロダクト”を一緒につくってしまおうという発想でau未来研究所を起ち上げた。プログラミングなどに詳しくない、一般の方々も気軽にハッカソンに参加してアイデアを持ち寄りながら、面白い製品を一緒に作るという、世界でいちばん敷居の低いプロジェクト」とau未来研究所の活動を紹介した。
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《山本 敦》

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