【4月1日】Google製キーボードはマジで欲しい! 「夢の新商品」をピックアップ
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とくに最近は、4月1日付の発表というだけで、「エイプリルフールのネタだよ」と明言していない、紛らわしいリリースもあり、そのまま信じて報道すると誤報になってしまいかねない。そういうわけで、メディアの立場としてはなかなかノリについていけない・ついていきたくないのだ。
だが、各企業がかなりのリソースを割いて出してくるだけに、そのままスルーしてしまうのがもったいない“ネタ”も多い。とくに個人的に、「新商品」として発表される、“未来の発明品”ネタが意外と気になる。そういうわけで、今年の「エイプリルフール」ネタから、そういったハードウェア系アイデアを絞って紹介したい。
■Google「日本語入力物理フリックバージョン」
ピロピロ型やマジックハンド型など、毎年、新しい日本語入力のデバイスを発表しているのはGoogle。今年は、「Google日本語入力物理フリックバージョン」だ。ようはフリック入力専用のキーボードで、スライドさせる動作を物理的に実現したとのこと。Bluetoothキーボードとして、PCやスマートフォンで利用可能だという。
……エイプリルフールネタとのことだが、これ、意外と需要があるのではないだろうか。「片手で入力できる」というのと「物理」だというのが大きい。今回のネタは、基板回路や3Dプリンターのデータが、オープンソースとして公開中。自作に挑戦するのも一興だ。
■スバル「アイサイト ビジネス仕様」
スバルは、運転支援システム「アイサイト」の“ビジネス仕様”を発表。自動車ではなくビジネスマンが装着することで、「会議でぶつからない技術」「上司についていく技術」「出世コースをはみ出さない技術」「メールが飛び出さない技術」などの、安全技術で守ってくれるという。
13,110円という低廉な価格で購入可能。各種センサーとともにヘルメットに搭載されているので、物理的な事故にも対応できる。
■講談社「ヒト型多脚ロボット『Paper』(ペイパー)」
講談社は、ヒト型多脚ロボット『Paper』(ペイパー)を発売。まとめサイト風の「講談まとめ速報」も開設し、多脚ロボット『Paper』を紹介している。
某社のロボットそっくりな上半身に多脚の下半身というケンタウロス仕様。名前のとおり、1秒に1ページのスピードで本をスキャンし、読み込んだ本を読み聞かせすることも可能だ。育児サポートからパーティの盛り上げ、強引な集客、ラジオ体操の指導にまで対応。レーザー光線で虫を殺すこともできるという。
■アイドラッグストアー「ウェアラブル型抜け毛チェッカー『アイドラグラス』」
育毛・発毛の「アイドラッグストアー」からは、 オリジナルのウェアラブル端末「アイドラグラス」が4月1日だけ限定販売。その日の抜け毛の本数をメガネ越しにカウントし、目の前にあたかも数字が浮いているかのようにデジタル表示する。
抜け毛の本数をカウントし、グラフ化する機能も搭載。専用クラウドサービスにデータを蓄積し、育毛仲間の「いいね!」をコレクションすることもできる。蓄積されたデータは、 専用アルゴリズムを実装したAI(人工知能)によりディープラーニングされ、 持ち主ごとに最適化した抜け毛タイプの分析や、 最適な育毛ケア方法を提案するという。
■ソニー「心霊体を捕える『プロトンパック』」
そして、とくにガチな発表がソニー。世界で初めて「ゴースト捕獲装置」の開発に成功し、それを『プロトンパック』として実用化するという。ソニーモバイルコミュニケーションズのXperiaスマートフォンにも搭載されているSTAMINAモードを採用することで、長時間バッテリーを実現。サイバーショットRXシリーズに採用されているスーパースローモーション機能によって、毎秒960フレームの高速動画撮影にも対応する。ソニーの平井一夫社長 兼 CEOも「私たちソニーのミッションにおいて非常に重要な『WOW』をまさしく体現するものです」とのコメントを寄せている。日本国内での展開は、2016年8月19日を予定しているという……。
エイプリルフールなどといった甘い説明は一切無し。リリースの体裁もまったく通常のものと変わらず、なんとも対応に悩む体裁だが、通常のリリースとは異なり、画面左上のソニーロゴにマウスカーソルを合わせると、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントがリブートする新作映画『ゴーストバスターズ』のロゴに変化する。また特設ドメインを使用しているのもポイントだ。
とりあえず、エイプリルフールネタのなかから、ハードウェア系の発明品に絞って、今年は紹介した。そのほかにも各社のコラボ、タレントの発表など、いろんなネタが流布している本日。情報の真贋に注意してほしい。
《赤坂薫》
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