アップルストア銀座で電子書籍アプリ「iBooks」連動イベント……気鋭の人気ミステリ作家が登場 | RBB TODAY

アップルストア銀座で電子書籍アプリ「iBooks」連動イベント……気鋭の人気ミステリ作家が登場

IT・デジタル その他
アップルストア銀座が、作家の似鳥鶏氏と青崎有吾によるトークショウ「Meet the Author」を開催
アップルストア銀座が、作家の似鳥鶏氏と青崎有吾によるトークショウ「Meet the Author」を開催 全 4 枚
拡大写真
 アップルストア(Apple Store)銀座で、若手人気ミステリ作家の似鳥鶏氏と青崎有吾によるトークショウ「Meet the Author」が5日、開催された。

 「Meet the Author」とは、第一線で活躍する作家の生の声をファンに届けるために企画されたトークショー形式のイベント。PCやスマートフォンなどのハードウェアだけでなく、コンテンツを中心とした文化発展に寄与するためにアップルが力を入れて取り組む活動だ。

 他にもこれまで著名映画監督がフィルム製作の舞台裏を語る「Meet the Filmmaker」、音楽活動に携わるクリエイターが登壇する「Meet the Musician」などのイベントも開催されてきた。一般来場者が無料で参加できることも特徴だ。

 今回の「Meet the Author」のイベントも、アップルストア銀座の3階にあるシアタールームを舞台に実施。会場84席を埋め尽くす大勢の来場者が訪れ、なかにはこの日のために札幌から駆け付けたという熱心なファンの姿もあった。

 この日のイベントでは、似鳥氏と青崎氏がそれぞれの作家活動において大事にするモットーや仕事術を惜しみなく公開。やがてテーマが互いの代表作におけるキャラクターやストーリーのつくり方に及ぶと、トークはますますヒートアップ。時折挟み込まれるジョークに和みながらも、二人の代表作が生まれた背景などのエピソードに、来場者は息を呑みつつ熱心に耳を傾けていた。

 アップルストア銀座のページでは、過去に実施された「Meet the~」シリーズのイベントのアーカイブをポッドキャスト配信している。映画監督の紀里谷和明氏、作家の村上龍氏、ミュージシャンのきゃりーぱみゅぱみゅなど豪華な顔ぶれが出演したイベントの様子もチェックできる。

 今をときめく若手ミステリ作家である、似鳥氏の『理由あって冬に出る』、青崎氏の『体育館の殺人』など代表作はアップルが提供するコンテンツプラットフォームのiBooksで電子版が販売されている。iBooksは2010年に登場した電子書籍コンテンツの統合アプリケーションであり、iPhone、iPadなどiOSデバイスやMacで利用できる。例えばiPhoneでiBooksアプリを起ち上げ、面白そうな電子書籍を立ち読みしながら、気に入ったものはすぐにダウンロードして楽しめる。購入した作品を本棚で管理しながら、書店とわが家の本棚を手元の小さなデバイスのなかで行き来するような、新感覚のフローで書籍との付き合い方が広がる面白さもある。

 iPhone、iPadの普及拡大に伴って、最近はiBooksを利用するユーザーが学生からシニア層まで、年齢や性別を問わず広がりつつあるという。iBooksのストアに並ぶ書籍コンテンツも文学小説だけではなく、気軽に読めるマンガのラインナップまで充実していることも多彩な層から支持を集める理由だ。

 アップルストア銀座のように、全国でも今回のようなイベントを開催できるシアタールームを持つ施設は少ない。アップルストア銀座では、毎日こちらのスペースで無料参加のワークショップも開催しているという。また他のストアも含めて、今後アップルが開催するイベントのスケジュールはサイトでも紹介されているので、参照しながら足を運んでみてはいかがだろうか。

《山本 敦》

特集

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/

関連ニュース