VRのお化け屋敷はコワすぎ! ナムコ「VR ZONE Project i Can」を先行体験
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施設には6種(17台)のVRアクティビティマシンを用意した。オープン時にプレイできるコンテンツおよび体験料金は以下の通り。(1)スキーロデオ(700円、651バナコイン)、(2)リアルドライブ(700円、651バナコイン)、(3)高所恐怖SHOW(1,000円、930バナコイン)、(4)脱出病棟Ω(800円、744バナコイン)、(5)トレインマイスター(700円、651バナコイン)、(6)アーガイルシフト(700円、651バナコイン)。スタッフによれば、現在開発途中のVRアクティビティも多数あるとのこと。随時、入れ替えていくという。
■ホラー実体験室「脱出病棟Ω(オメガ)」
脱出病棟Ωは、ホラー映画とお化け屋敷をかけあわせたようなVRアクティビティ。廃墟の病棟内を電動車いすで探索していく。2人~4人で協力しながらの同時プレイが可能で、仲間とはインカムで会話できる。しかし残酷な描写が多く、内容はとてもショッキングだ。所要時間は約12分。筆者も実際にプレイしてみたが、惨殺シーンなど、正直なところ画面をまともに直視できないことも多々あった。仲間と連絡を取り合うためのインカムから、仲間の悲鳴が聞こえてくる恐怖。なお制限時間がもうけられており、最後は筆者の判断ミスで時間切れゲームオーバーとなってしまった。記者仲間と共に迎えたバッドエンディングが、いまも脳裏に焼き付いている。
とても怖い同ゲームだが、特に対象年齢はもうけていないという(この施設VR ZONE Project i Canの対象年齢は13歳以上)。遊園地のお化け屋敷と同様の考え方で運営していくようだ。開発者はホラー要素のあるガンシューティングゲームなどを手がけてきた人物で、これまで温めてきたアイデアを詰め込んだとのこと。「同じことをリアルの空間で実現しようとしたらけっこうな運営費がかかりますが、VRならこれだけのスペースで用意できます。利用者の方が転んで怪我をしたり、といった危険もない。お化け屋敷に比べて脅かす手段も増えます。やりたいことを満載しました」とは現場スタッフの言葉。だからと言って怖くしすぎ……、というのが筆者の偽らざる感想だった。
《近藤謙太郎》
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